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麦の穂をゆらす風 (2006)

THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY

監督
ケン・ローチ
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  • みたログ 1,481

4.12 / 評価:421件

戦争の大義への疑問

  • tan***** さん
  • 2021年3月11日 14時39分
  • 閲覧数 183
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

戦争の本質を描いた良作。
互いに命を預け、戦ってきた戦友が敵同士になること、兄弟の絆すら戦争は引き裂くことを描くことで、戦争の大義の虚しさを、戦争の本質を見事に描いた映画だと思います。
今の日本人には、この映画を観るべき人たちが多いと感じます。
しかしながら、自分が愛する弟を大義のために処刑することになる兄を描きながらも、現実の人間の感情は、この映画に描かれたものよりも、激しく、生々しいものであり、戦争はよりえげつないものであるはずです。
そこのところの描き方が浅い、少し綺麗すぎる反戦映画だと感じました。
つまり、弟を殺してまで兄が得たものが、アイルランドの平和であるのであれば、それは本当の意味での反戦映画とは言えません。
高い評価を得ている映画ですが、私自身は、そこらあたりの描き方が浅いと感じた映画です。
戦争の当事者は、しばしば、国家、民族の大義と、個人の怨恨がごちゃ混ぜになりがちで、それを討論シーンでは描いておきながら、ラストでは、何もできない、弱い女性の振り上げる怒りのこぶしで終わらせていること。つまり、個人の怨恨で終わらせているところが物足りません。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 知的
  • 切ない
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