2006年11月18日公開

麦の穂をゆらす風

THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY

1262006年11月18日公開
麦の穂をゆらす風
4.1

/ 423

42%
35%
17%
5%
1%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(246件)


  • msc********

    3.0

    争いの愚かさ。人間のサガ。

    「ケス」を観たのは、もう四半世紀以上前。 この作品もケン・ローチらしい。漂う空気が一緒。 重く、静寂な、虚無感、、、 自ら投じた争いに、やがて自らが支配される。 人間と争いの愚かさを描いた映画。★3.5  民族モノだけど、それだけではない普遍的なテーマを扱っているので、万人が共感できる良作でした。 タイトル「麦の穂をゆらす風」は、どんな意味があるの?ことわざ?牧歌的なアイルランドのイメージ? 映画の内容とはかけ離れたタイトルが妙に気になる。

  • tan********

    4.0

    ネタバレ戦争の大義への疑問

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • pag********

    5.0

    愚かしいというけれど

    私はそうは思わない。このような悲惨な歴史を経て,人々は初めて自由,人権,愛の価値を知るのではなかろうか。義勇兵が戦ったことのない国は,(たとえは悪いが) 反抗期のなかった大人のようなもので,幼児的な冷酷さを抱えたままだ。

  • Tcode

    5.0

    IRAの歴史

    IRAの歴史の一部を垣間見られる作品です。 リーアム・ニーソン主演の「マイケル・コリンズ」もIRAをテーマにした作品ですが、「マイケル・コリンズ」は指導者でもあったマイケル・コリンズを主役にした作品であったのに対して、本作はIRAに加わる一人の兵士を主役にしているところが大きな違いです。 一般の兵士(市民)の目線で描かれた作品のため、侵略される側の一般市民の姿が映し出されており、当時の時代背景などについても知ることができる素晴らしい作品だと思います。 侵略する側とされる側、どちらも兵士が命を落としていきますが、それを決めた政治家たちはそこに登場してこないあたりは不条理を感じます。

  • tok********

    5.0

    ネタバレ歴史を知ることは大事

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 柚子

    3.0

    兄弟

    1920年代、アイルランド アイルランド独立のために、若者たちが命をかけて、戦う アイルランド自由国か、イギリス自治領か イギリス軍が撤退しても、まだ本当の勝利ではない あくまでも、アイルランド自由国を勝ち取るまで戦う 同じ思想から、やがて、分裂した兄弟が、あまりにも哀れ

  • fg9********

    5.0

    ネタバレ空虚感、寂漠感で胸が締め付けられる

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • hor********

    3.0

    正義の戦い?

    見たのはだいぶ前。あれレビュー書いていなかったっけ? 組織的な殺し合いにおいてどっちにも正義の言葉はないと思わざるを得ない。 他民族に支配され、言語を押し付けられる。 「言語の押し付け」というと抽象的だが、具体的には自分たちの言葉を頑固に使い支配者の言語に訂正しない、そういう態度だと最悪処刑される。 うへえ、なんともいやーな感じ。 自然とかつての日本と重ね合わせて考えることになる。 他国を支配するということはそういうことだし、絶対消えない強い恨みを買うのだなー。 今は日本アニメの拡散によって日本語を自主的に習う外国人が増えている。あーなんて平和的手法なんだ。どうせ広めるならこっちのほうがずっといいな。

  • pop********

    3.0

    2016年に見たまずまずの映画その11

    その11 麦の穂をゆらす風 その10 最前線物語 その9 ショコラ その8 衝動殺人 息子よ その7 明日に向って撃て! その6 魔女の宅急便(宮崎駿) その5 ギルバートグレイプ その4 プリズナーズ その3 セントオブウーマン/夢の香り その2 ブッシュ その1 アバウトシュミット

  • jir********

    3.0

    ネタバレでも、結局・・・

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • Hassy

    3.0

    エンターテイメントとは別もの

    「麦の穂を揺らす風」を観ました。 あまり派手ではなく、綺麗な景色の中で静かにすすんでいく作品です。 余計に悲惨さが伝わってきます。 特に何の知識もなく観ましたが、歴史をもっと勉強してからの方がよかってかもしれません。 同じ言葉を話す人や同胞と戦うのは、より辛いのでしょうね。 観終わったあとで少し放心状態になりました。 エンターテイメントとは別世界の作品ですね。

  • yok********

    5.0

    アイルランドの貧しく美しい映像。

    観る前にアイルランドの歴史について、 大雑把にでも知っておく事をお勧めします。 それを知った上での映画の作りになっています。 アイルランドの歴史的背景と貧しく美しい風景。 感動的な映画です。

  • kps********

    1.0

    うーん、ケン・ローチ監督にしては

    最近ケン・ローチ監督に嵌った素人です!  最新の二作、『天使の分け前』と『ルート・アイリッシュ』に満点が出たということで、半ば監督に心酔しかけの状態なんですが、この映画は監督にしてはつまらなかったです。 上の二作は、映画としての面白さと社会派映画としての問題点が上手く融合された素晴らしい映画なんですが、この映画は歴史的事実を淡々と描写するという感じで社会派としての手腕だけが、生きているかのような映画でした。 ここのあらすじこんな感じなんですが、 1920年アイルランド、英国による圧政からの独立を求める若者たちが義勇軍を結成する。医師を志すデミアン(キリアン・マーフィ)も将来を捨て、過酷な戦いに身を投じていく。激しいゲリラ戦は英国軍を苦しめ停戦、講和条約にこぎつけるものの、条約の内容をめぐる支持派と反対派の対立から同胞同志が戦う内戦へと発展する。 どうですか? 面白そうでしょ? 正直、このあらすじの10分の1くらいの感じのつまらなさでした。 ありきたりというか、当たり障りのないステレオタイプの描写が120分続くだけという、個人的には勘弁というような映画です。 戦争と抵抗運動の映画なんて腐るほどありますから、この感じじゃ高評価しづらいですね。 歴史的な事実としての重みは受け止めたいと思います。 監督の昔の作風はこんな感じなのかな? これだと、ちょっとがっかりだけど。 とりあえず、続けて見ていこうと思います。 この作品は外れでございました。

  • sin********

    5.0

    真実を知る

    何も知らなかったことが恥ずかしい・・・・・。 IRAの創成が、悲惨極まりない内戦からであったこと・・・・・。 その内戦は、700年に及ぶ隣国イギリスの侵略に端を発すること・・。 戦争は悲しい、虚しい、それだけではないメッセージを、この作品は発 しています。それは真実を知るということ、真の姿を見るということ。 その意味で映画の持つ力というものを最大限に発揮した作品だと思いま す。 イギリス人であるケン・ローチ監督の妥協を許さない良心と、今この時 期に本作を発表された高い見識に敬意を表します。 目を覆うシーンが多かったけど、観てよかったとしみじみ思います。も し観ていなかったら、誤った認識を今も抱いていたはず・・・。(そう いえば、リバーダンスにもアイルランドの蹂躙された歴史を表現してい るパートがありました。) 出演者の演技も真摯で素晴らしく、魅力的な俳優さんがたくさんいまし た。なかでもリーアム・カニンガムの存在感、キリアン・マーフィの繊 細な演技が印象的でした。 この作品を観て既に3ヵ月もたつのに、アイルランドの淡い緑の大地が 今も目に浮かびますし、あの哀切のこもった調べが心に響きます。  

  • lem********

    4.0

    永遠に答えの出ないような疑問を呈され

    非常に重い映画。 それだけで苦手な人もいるだろうが、もしあなたに世界の様相について少し考えてみたいという気持ちがあれば、この映画を最後まで観ることをお勧めする。 アイルランド独立のための闘いとそれに続く内戦を描いたこの作品の非情な内容を真に理解するには、それなりにアイルランドの歴史に対する知識が必要なのかもしれない。かくいう僕も、次々に展開される闘いの意味を理解するために、何度も巻き戻しては再生を繰り返してなんとか理解しようと努力したが、それでも本当の理解を得られたわけではないような気がする。 アイルランドでの戦闘のシーンは、その緑豊かな自然の美しさと、闘う人間の醜さが物凄いコントラストとして僕の目に映った。人間の信じられないまでの暴虐と、それを歯を噛みしめ、ただ遠くから見ているだけしかない人々の瞳に浮かぶ諦めが、僕の胸を締め付けた。 暴力に対し、暴力で抗う方法は、さらなる暴力を生むだけ。 そうと解りながらも、居丈高な「力」に屈することのないよう、気丈にふるまう人々は武器を取るしかなかったのだろうか……。 特に内戦を描いた後半は凄まじい悲しみに満ちている。 人間はこんなに愚かなのだろうか? どんな理由であれ、昨日までの友達を撃ち殺すことができるのだろうか? どんな大義の下であれ、友達を、そして肉親を殺すことがその正当たる行為なのだとしたら、そんな大義は糞食らえだと思うのは、僕が平和の国日本に住んでいるからなのだろうか? 永遠に答えの出ないような疑問を呈され、気持ちと思考はどこまでも沈むばかりだが、これも映画だ。 素晴らしい映画だ。 lemonsong

  • sei********

    5.0

    ネタバレ直視しづらいテーマ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ss1********

    5.0

    美しい【緑】のなかの悲劇

    日本では大正10年前後という時代。1920年頃の話で、舞台は、英国本国のすぐ横にあるアイルランド島のコークという田舎町。 アイルランドの独立に命を賭け、死んでいった名も無き人々の物語ですが、地味ながら「真摯で静かな眼差し」に貫かれた秀作です。 私は歴史が好きなのですが、劇場で初めて観たときは、このアイルランド内戦はちょっとわかりづらいなと思いました。800年ちかく英国の支配下にあったアイルランドの独立の歴史は、私たち日本人には複雑です。 特にアイルランド人同士の内戦があるため、からみついた髪の毛のように、ほぐすことのできない難解さが内包されています。 私の場合、劇場で観たあと、たまたま同じテーマを扱った映画『マイケル・コリンズ』(1996年)を観る機会に恵まれ、「なるほど、そういうことだったんだ」と心の中で霧が晴れたようでした。 『麦の穂をゆらす風』とペアで観ると、相乗効果で、お互いの作品が実によく理解できます。と言うのも、2人の主人公が、同じくアイルランドの独立を目指しながら、(考えの違いから)同国人同士、戦う関係にあるからです。 1920年、アイルランド義勇軍の指導者たちと大英帝国の間で講和条約が締結され、アイルランドは、「アイルランド自由国」として、英国の自治領となります。英国王に忠誠を誓う立場で、完全独立からはほど遠いものですが、マイケル・コリンズたちは、とにかくアイルランドから英国軍を撤退させました。これから幾年も交渉を重ね、少しづつ真の独立を勝ち取っていこうとする考えでした。とにかく、もう血を流したくないという思いでした。 当然、断固、早期に、完全独立を勝ち取りたいと願う者たちも存在します。 命を賭けて独立戦争を継続しようという完全独立派にとっては、とうてい納得できない、不平等な講和条約を締結したマイケル・コリンズら指導者は裏切り者で、英国王の手先なのです。 こうしてアイルランド人同士の果てしの無い「内戦」が展開されてゆきます。 主人公の青年デミアンは医者になる夢を捨て、兄テディとともに英国武装警察と戦ってきましたが、突然、休戦となり戸惑います。多くの仲間たちは論戦の末、再び武装蜂起する道を選び、デミアンも戦いに身を投じます。 しかし、兄テディの考えは異なり、マイケル・コリンズの「アイルランド自由国」軍に入り、一歩づつ独立に近づこうと彼なりにアイルランドの将来を考えます。兄弟にとって内戦は、最悪の結果を招きました。 デミアンは自由国軍に逮捕され、なんと兄テディの指揮で銃殺という非業の死を迎えたのです。 アイルランドのコーク地方の自然はあまりに美しく、なんでもない木々や草むらの緑に、目を洗われるようです。目に染み入るような【緑】のなかで、生と死が交錯してゆくのです。次々と人々の命が奪われていっても翳ることのない【緑】の美しさに心が痛みました。 この映画には直接登場しませんが、マイケル・コリンズもまた、狙撃され、草むらの【緑】を血に染め、息絶えました。 『麦の穂をゆらす風』をDVDで2度目に見た翌日、劇場で『クィーン』を観ました。英国女王エリザベス2世の孤独を描いて素晴らしい作品でしたが、高貴な女王の姿に、ふと、『麦の穂をゆらす風』で殺されていった名も無きアイルランドの貧しい人々を思い出してしまう光景がありました。 国民のバッシングの嵐から逃れるために、女王はスコットランドの私城のバルモラル城に身を潜めます。そのとき、城の外の広大な狩場で、独りきりになり、女王が途方に暮れる、作品の白眉ともいえる光景があります。 その光景で驚かされたのですが、9月というのに、どこまでも広がる山河にほとんど緑が見えないのです。低い山々に木々は無く、山肌も平原もほとんど茶褐色でした。その茶褐色の殺伐とした風景の中で、せせらぎの音を聞きながら、岸辺に座り込み、腕組みして、考えに耽る孤高の女王。スコットランドの、これだけの自然の中、どうして鮮やかな【緑】がないのだろうか…。この茶褐色の世界は、精神的に追い込まれた孤独な女王の心象風景なのだろうか? そう感じたとき、私の瞼の裏には、『麦の穂をゆらす風』で観た目に染み入るような美しい、濃淡さまざまな【緑】が甦りました。 地主に脅され仲間を売ったため、デミアンに射殺された若い小作人が倒れた草むらも濃い【緑】に包まれていました。デミアン自身が兄たちによって銃殺された庭にも【緑】の樹がありました。私は、しばらく【緑】を目にするたびに、『麦の穂をゆらす風』のさまざまな光景を思い出すことでしょう。 英国人ケン・ローチ監督の、人知れず山奥の【緑】に包まれた渓流のような、この作品に、カンヌ国際映画祭のパルムドールが授けられたことは、ヨーロッパの良心を垣間見せられた思いがします。

  • mil********

    4.0

    ネタバレ義理と人情、戦争がなくならない理由?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kt3********

    1.0

    感覚がおかしいのか 体調が悪いのか

     カンヌ映画祭で賞をもらい 宣伝コピーもぐっとくる。その上 見に行った映画館は、観客いっぱい。ただいま 立ち見となります。となると 期待大。  しかし まったくはずれ。退屈な映画でした。寝てしまいました、金 と時間返せ という映画です。  話の内容は、アイルランドの独立をめぐる話です。穏健派と過激派。 その葛藤をとおして人間をみつめている。てなところでしょうが どれも中途半端。激しいアクションもなく のどかな 緑あふれるアイルランドで 猟銃つかって 鹿狩りでもしてるような雰囲気。派手な戦闘なし。拷問のみぞつとしましたけど。兵隊さんもなんか 田舎の消防団みたいだし。  人間の取り上げ方も なんだなぁって感じ。  でも お客さんはいっぱい。だから 私の感覚がにぶいかもね。ねちゃったのは 昨日 カラオケ歌いすぎの寝不足が原因か。とも思います。しかし となりのお姉さんだつて 規則正しく 寝息をたてていたし 別の方のお姉さんは、携帯でメールしていた。この人たちもつまらなかつたんだよね。  みなさん 宣伝につられたり 監督の名前で映画をみるのはやめましょう。そんな アマキンでは いい 映画はつくられません。なお アマキンとは 落語の符帳で どんな噺でも拍手する甘い客のことです。

  • fum********

    1.0

    ネタバレ堕ちた権威

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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