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プラダを着た悪魔 (2006)

THE DEVIL WEARS PRADA

監督
デヴィッド・フランケル
  • みたいムービー 1,185
  • みたログ 1.4万

4.08 / 評価:5179件

実は男性向けの映画かも

  • 冲田かゆら さん
  • 2013年6月5日 0時45分
  • 閲覧数 2017
  • 役立ち度 76
    • 総合評価
    • ★★★★★

まずは、タイトルがダメだった。

バブル世代の残党の皆さんがこぞって見るような映画だと思った。

自分の中にある「プラダ」という言葉の持つアレルギー反応なのであろうと思いながらも、とある理由で、まさか、本田のペナルティーキックに慢心の祈りが通じ5回連続ワールドカップ出場が決まった今日、試合が終わった後に見るとは我ながら思わなかった(笑)

そして、ほかの方のレビューと同様、タイトルや内容から、ひたすらに一人の女性がどんどん進化していくサクセスストーリーと、Vogueを買いまくるOLがアンのキュートなファッションに現を抜かす、「しょうもない、よくあるアメリカ映画。だったら迷わずウッディ・アレン見るね!」と言いたくなるような内容だと思っていた。

ら、、、、、

全然違う内容に驚き。
仕事に全てをつぎ込むカリスマ編集長とその価値観に振り回されるアシスタントを主軸にショウビジネスの華々しさと残酷さを映し出す、現代オペラだったので、普通に見入ってあっという間の110分だった。

庶民感覚でモードの世界に触れながら拒絶反応を示しつつ、気づくと仕事に没頭慕うえで、仕事を優先してプライベートとの不均衡に苦しむアンは、アメリカ映画とはいえ日本的でもあり、もしかしたら女性よりも男性の方が共感できる部分が多いのではないだろうか。

帰りたくても帰れない職場。
首を横に振ることが許されない上司の命令。
休日も平然と電話をかけてくる上司。

あるある。と言いたくなるような状況下、ホリックワーカー以上社畜未満の男性諸氏がこの映画を見ながら感じることは、こんな上司にも、部下にもなりたくない。ということ。

しかし、上司は確実に仕事に関しては「デキる」のは間違いない。しかしその「デキる」代償に崩壊しているプライベート。そんな状態になってまで「デキる」ことが本当に正解なのか…。原作者はどちらに肩入れすることもなく、その両極の人間を描きたかったのだろう。

ここに、日本社会的な皮肉と苦悩が介在するのだ。

アンが最後にとった行動は、見ていた自分にとっては本当に救いだったし、彼女がメリル・ストリープと過ごした期間も決して無駄じゃなかったと思える終わり方もよかった。(これは単に、メリルが彼女の根底部分では、カリスマ編集長にふさわしい人格者であったことによるだけなんだけれども)

何よりもこうやって、仕事に働き方、考え方を考えるキッカケとしてこの映画を見ると言うことは非常によい経験だった。

あと、アンが仕事を覚えていく課程が非常にいい。
上司の考え、依頼を先回りしてこなす仕事の仕方は、勉強になりました。

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