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マリー・アントワネット
2007年1月20日公開

マリー・アントワネット

MARIE ANTOINETTE

1232007年1月20日公開

kun********

3.0

23才で処刑された王妃の生活

オーストリア王家の姫がフランス皇太子に嫁ぐ具体的段取りを丹念に描いてる。 一種宗教儀式で、生国の衣服、下着から全てを国境の仮施設で脱ぎ、愛犬も取られ、施設の中でフランスの物で身を包み国境の内側に出て来る。 ただのうら寂しい林が舞台。 日本の大奥の儀式と何かに通ってる。 日本場合は将軍家が全国の覇王として一応国境って考えが無いから、国境の セレモニーの色合いは無いけど。 皇太子とベットを共にする最初の儀式も将軍家のそれとよく似てる。 人間の考える様式が奇妙に合致するのは、偶然じゃ無く、人間って物は、容儀 様式を考える時反応が同じって事。 昔は高貴種って考えが有り、近親結婚が必然的になり、生殖本能が低下した子 が成人する。 其れがルイ16世だったってことでしょうね。 種付けをしようとしない。 大体王権の最晩年はこんな事になり、妃が不倫し、王家内乱。 権力が弱り次の政権に移る。 1800年頃に成ると、封建制は負の制度。 次のブルジョア力の邪魔でしかなくなる。 ついに封建制そのものが消滅する。 映画でバスティーユ牢獄の襲撃から民衆が宮殿を襲い来るので、逃げるシーン で終わるけど、それから4年は避難地で生きてた。 あのシーンの時は未だ19才って事ですね。 それからナポレオン登場其の後王政復古とか一時的に歴史が逆転する。 民衆の支持が有ったからこそ。 がそれもほんの僅か、王権に対するノスタルジーも消失。 今日に至ってる。 権力が1点に集まると良い事も有るけど、悪害が強くなる。 人は欲に弱いから。 新政権に成った時ははつらつしてた社会も、何時しか権力者の欲の為に 腐って行く。 今の社会も似た様な物。 縁故社会ですから。 芸能界なんか特に顕著。 親が大物なら子供はエレベーター式にスターになる。 中々実力だけがものをいう社会には成りませんね。 永遠に来ないのかも。

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