レビュー一覧に戻る
マリー・アントワネット
2007年1月20日公開

マリー・アントワネット

MARIE ANTOINETTE

1232007年1月20日公開

agu********

3.0

ストーリーものではない

マリー・アントワネットのドラマチックな人生!って映画ではないです。人間の醜さを描いたって感じでもありません。 ソフィア・コッポラ×キルスティン・ダンストということで、そうはならないだろうとは思ってました。美しく煌びやかなもので溢れる画面はとても華やかです。でもそこには絶対的な虚しさが存在する。他のレビュアーさんも書かれている通り、音楽や小物など時代と噛み合わないものが登場します。そんな風に歴史物映画じゃないよーって開き直ってる映画です。 キルスティン・ダンストの陰のある表情は最高です。エターナル・サンシャインの監督、ミシェル・ゴンドリーは「彼女がいるだけで、画面が落ち着く」と言っていましたが、本当にその通りだと思います。華やかさと不安と虚しさ、それらが混じり合いながら、ただ淡々と進んでいく。 ある意味キルスティンの演技が全ての映画。それに特別な何かを感じない人にとっては、ただの退屈な映画だと思います。ただ、満たされない心、逃れようのない虚無感、という点では同監督によるキルスティン主演の『ヴァージン・スーサイズ』の方がよく表されていたと思います。

閲覧数2,282