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4.0点
マリーアントワネットの奇行とも思える浪費、ポリニャック婦人への執着、浮気。 これらがすっと腑に落ちた作品。 マリーアントワネットは歴史上の人物、ベルバラの登場人物。今までフィクションのように感じていたけど、そうではなくて生身の女性として実在した彼女を感じることができた。 ベルサイユ宮殿や、18世紀ロココドレスを身にまとった人達が動く様をハイビジョンで細部まで観られた事も大きい。 この作品の衣装や小物で美術館建てられるレベル。 14歳で一人異国に嫁ぎ、奇異の目で見られそのくせ期待と伝統だけは負わされ、夫は頼りにならないけど逃げられない。 そりゃあ何かに逃避したくなるわなぁ。 「王妃」としての自覚も何も、求められるのは世継ぎだけ。味方であるはずの母親ですらそうなのだから、救いようがない。 それでも、最後は「王妃」としてフランスの為に散ったのだと思うと マリーアントワネットのイメージが180度変わってしまった。 音楽は、仮面舞踏会のシーンだけは現代曲流さないで欲しかったかな。 そして、デュ・バリー夫人…絶対どこかで見たことあるのに出演作は見た事ない……あ!モノマネのみかんにそっくり…
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