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マリー・アントワネット (2006)

MARIE ANTOINETTE

監督
ソフィア・コッポラ
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2.91 / 評価:1950件

解説

有名な悲劇の王妃マリー・アントワネットの物語を、1人の女性の成長期としてとらえた宮廷絵巻。幼くして故郷を離れ、異郷フランスの王室で必死に生きた女性の激動の人生を丁寧に物語る。監督は『ロスト・イン・トランスレーション』のソフィア・コッポラ。『スパイダーマン』シリーズのキルステン・ダンストが孤独を抱えて生きる女性を愛くるしく演じている。実際のヴェルサイユ宮殿で撮影された豪華な調度品や衣装の数々は必見。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

14歳のオーストリア皇女(キルステン・ダンスト)は、母マリア・テレジア(マリアンヌ・フェイスフル)の命令でフランス王太子(ジェイソン・シュワルツマン)に嫁ぐことになる。期待を胸に馬車に乗り込んだ彼女だったが、国境では衣装から下着までをフランス製のものに変えさせられ、愛犬まで取り上げられてしまう。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2005 I Want Candy LLC.
(C)2005 I Want Candy LLC.

「マリー・アントワネット」ガーリー・ムービーの女王による究極のガーリー・ムービー

 これは、ガーリー・ムービーの女王によるガールのための究極のガーリー・ムービー。なにしろ、ソフィア・コッポラは、コスチュームプレイは重厚という常識を覆して、フランス最後の王妃の日々をスウィートなピンクで染めあげてみせたのだ。

 だが、18世紀を代表するファッションセレブながら、まだティーンエイジャーだったマリーの気分を現代に置き換えれば、こんなポップな色彩こそがふさわしいのかも。それに、自身もファッション・リーダー的存在であるソフィア。その美意識に応えたパリの老舗ラデュレのマカロンにインスパイアされたという甘い色彩のドレスやシューズも、そのラデュレが手がけたスウィーツの数々も、女のコ心(元・女のコも含む)をくすぐりまくり。

 しかも、パーティ三昧の生活から一転、出産するとプチ・トリアノンでロハスな生活を始めるマリーに、現代のセレブたちの姿を重ねさせる批評精神も。無邪気な少女が王妃の自覚に目覚めるまでの心理的陰影は浅いし、ドラマツルギーに欠けるというソフィアらしい難もあるけれど、そのへんは一般常識としての歴史的な知識が補ってくれるわけで。ガーリーなものが苦手な向きも、この洗練されたピンキッシュ・ワールドには、きっとハマっちゃっいますから。(杉谷伸子)

映画.com(外部リンク)

2007年1月11日 更新

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