結局 “秘めごと” は何だったのか
- クレメ さん
- 2010年4月19日 21時20分
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定年後 久しぶりに昔きたことのある南仏を訪れる ルイ。
カジノでの彼氏の暴力と激高した姿を目の当たりにし逃げ出した19歳のオリビア。
3年前に夫を亡くし人生に絶望を感じているブラウン夫人。
ルイは家族でヴァカンスにリビエラ海岸の別荘に来ていた。
彼は同じくヴァカンスで来ていた英語を喋る少女に恋心を抱く。
そんなある日、母親がイタリア人青年と共に姿を消す。
それから年月は流れ ルイは大使として世界各国を周り 定年を迎え 今再びリビエラ海岸の見える街にいる。
そこでのオリビアとの出会いをきっかけに彼はオリビアに自分の過去を話し始める。
昔 ココに来たことがあるということ
母親がイタリア人青年と駆け落ちしたこと
ブラウン夫人との出会いのこと
年齢も立場も全く違う二人が 孤独 という接点に心を通わせる。
物語のカギとなっているはずのタイトルにもある
ブラウン夫人は3年前に夫が死んでから抜け殻状態で義妹の言うがままだった。
そんなある日 日義妹と供に行ったカジノで彼女はひとりの青年将校と出会う。
謝金を返すために泥棒と詐欺を働き 借金を返すために始めたギャンブルで更に謝金をつくる貴族出身のアントンを助けることで ブラウン夫人は自分を取り戻し始めるのだが
主にこの映画はルイの回想録で繋がれる。
邦題であるブラウン夫人もルイ回想録に出てくる人物のひとりです。
ストーリーはわるくない
けど・・・伏線のひきかたが下手くそです。
ひとつひとつの話は分かるけれど それが上手く繋がっていない為 登場人物達が何を言っても はぁ・・そうですか。としかならない。
結局 ブラウン夫人は何だったの?
どうして ブラウン夫人の事でルイは今になって死にたくなるの?
駆け落ちしてあっさり戻ってくる母親はなに。
何か全てがなんとなーく分からないではないけど とにかくチグハグだったのが残念。
リビエラ海岸はあまり映ってなかったけれど 南仏のにおいを感じることができたところは◎”でした。
詳細評価
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