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デジャヴ (2006)

DEJA VU

監督
トニー・スコット
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3.72 / 評価:1849件

解説

初めて体験する事象だが身に覚えがあるデジャヴ(=既視感)感覚をモチーフにしたサスペンスアクション。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどを手掛けた、敏腕プロデューサーとして知られるジェリー・ブラッカイマーが製作を担当、盟友トニー・スコット監督とコンビを組み、デジャヴを過去からの警告と解釈した大胆なドラマを作り上げた。主演はオスカー俳優のデンゼル・ワシントン。先の読めないスリリングな展開や未曾有のスケールで放たれるアクションなど、一級のエンタテインメントを満喫できる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

乗客の543名が死亡する悲惨なフェリー爆発事故が発生し、現場でひとりの女性の死体が発見されるが、捜査官のダグ・カーリン(デンゼル・ワシントン)は、どこか見覚えのある顔に思えてならなかった。ダグはクレアというその女性と会うのは初めてだったが、彼女の部屋を調べるとダグの指紋をはじめ、さまざまな彼の痕跡(こんせき)が残されていた。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2006 TOUCHSTONE PICTURES and JERRY BRUCKHEIMER INC. ALL RIGHTS RESERVED.
(C) 2006 TOUCHSTONE PICTURES and JERRY BRUCKHEIMER INC. ALL RIGHTS RESERVED.

「デジャヴ」思いがけない飛躍を見せる斬新で刺激的なサスペンス

 ホップ、ステップ、ジャンプと、物語が段階的に思いがけない飛躍を見せ、サスペンスのテイストを変える仕掛けが斬新で刺激的だ。

 最初は、捜査官ダグ(デンゼル・ワシントン)の優れた捜査で魅せる。手掛かりが得にくい水上でのフェリーの爆発事件の検証で、どんな微小な証拠も見逃さず、手際よく論理的にテロであった事実を突き止める。さらに、犠牲となった女性クレア(新人のポーラ・パットンが魅力的に好演)が、爆破の被害者を装ってテロ犯に殺されたことをも見抜く。

 しかし、ここで突如、スパイ衛星による驚きの監視システムが登場。記録データから再構成される過去(4日と6時間前)の映像を自在に覗き見ながら犯人を突き止めていくという不思議な感覚を味わせてくれるのだ。1度に見ることができるのはひとつの場所だけという条件で、何を見るかはダグの瞬時の判断力に委ねられるアイデアもスリルを煽る。

 ここで落ち着いて捜査が繰り広げられてもおもしろいだろうに、物語はさらなる飛躍を見せ、賛否が別れることだろう。これには展開的にも納得できない部分もあるが、意表を突いた仕掛けで、今まで見たこともない驚きのカー・チェイスが楽しめ、不満はない。

 ただ、デジャブや記憶と事実のギャップなど、しばしばダグを襲う奇妙な感覚が、トニー・スコット監督ならではのカットが素早いスタイリッシュな映像と畳み掛ける演出に幻惑され、わかりにくいのが惜しい。(山口直樹)

映画.com(外部リンク)

2007年3月15日 更新

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