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ホステル
2006年10月28日公開

ホステル

HOSTEL

932006年10月28日公開

一人旅

4.0

急転直下の生き地獄!

イーライ・ロス監督作。 ヨーロッパを旅行中の若者たちが体験する恐怖を描いたホラー。 ショッキングな残酷描写に定評のあるイーライ・ロス監督初期の残虐ホラー。それにしても、この監督さんは調子乗った大学生に何か恨みでもあるのでしょうか?『グリーン・インフェルノ』(2013)は意識高い系大学生が密林で原住民に捕食&殺戮されるという衝撃映画だったが、本作でもやはり犠牲になるのはヨーロッパを“女を求めて”旅行中の男子大学生たち。意識高い系のみならず、性欲満々の意識低い系大学生まで、イーライ・ロス監督の手にかかればサイコ殺人鬼にフレッシュな人肉を提供するための貴重な人材に…。 最高の女を求めてスロバキアのブラチスラバにあるホステルを訪れたアメリカ人大学生たちが、どこか謎の場所に連れ去られ拷問されてしまうというお話。狭いホステルにおける拷問劇を延々と見せられるワンシチュエーション物かと思っていたが、そうではなかった。そもそも拷問&殺害はホステルではなく全く別の廃工場みたいな場所で行われるし、映像やストーリーにも広がりがある。女の裸体が惜しげもなく映し出される夢のスパ映像は男性向けサービスカット。また、行方不明の友達を探すためブラチスラバの街中を奔走するという主人公の捜索劇や、“カタコト”の日本語を話す日本人女を連れて敵から脱出を図る怒涛の追走劇、友達を殺された主人公の怒りの復讐劇などストーリー上の見所が用意されている。 だが、やはり一番の売りはイーライ・ロス流の情け容赦ない残酷描写。指を切断する、アキレス腱を切る、ガスバーナーで顔面を焼く、頭部を潰す、特急列車に粉砕される…などグロテスクで痛い描写の連続で観る者を圧倒する。ご親切にも肢体が切断される瞬間をしっかり見せてくれる誤魔化しナシの本格派なので、グロ耐性にある程度自信がある人でも充分に見応えがある。

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