レビュー一覧に戻る
ルイーズに訪れた恋は…
2006年9月9日公開

ルイーズに訪れた恋は…

P.S.

1002006年9月9日公開

chi********

4.0

ネタバレ観ていて恥ずかしいほどリアル

しかし、この人たち演技うまいなぁ~、というのが第一印象。 二人が出会った面接時の、口語的では無く表情や語調に現れてしまうFlirtの部分がものすごいリアル。画面を見ていて、惹かれあってる二人の会話の中にうっかり邪魔してしまったような気がして、観てる私がなんとも気恥ずかしくなりました。いや、映画だっつーの。。 キャラ設定としては、NYに住むバツ1の女性として考えれば、こーゆー人居ます居ます。恋愛については至って積極的で、自分が欲したものに忠実に反応して狩りにいくんだけれども、やっぱり若かりし頃の恋愛を理想系としてひきずっていて、それを妄想的に語ってたり、しかも自分本位だから何十年も前の自分の不幸話を延々としてたり・・・という所謂ちょっと迷惑な女性たち。。当然この男の人版もいます。 ちなみに若かりし頃の恋愛をひきずっていない、Sex and the Cityの彼女たちみたいな「今を生きる」タイプの人たちもNYにはわんさかいるわけですし。なにしろアメリカの女性たちはいつまでも「女」だよね・・と、この映画を観てまざまざと感じました。 この主人公もエピック・ヒーローの型の典型らしく、ダメダメな主人公がある事象を通して自分の弱みに打ち勝つ、ということで、彼女も最後には過去の傷を捨てて現在の自分と向き合えるようになっているんだけれども、そんな凡庸で些細な心の動きとか、この主人公に共感できなかった人は死ぬほどどうでもいいと思ったんじゃないかな。 設定が設定だけに、年増気味のローラが貧乏学生クサい格好のFスコットとバーで延々とkissしてるとことか、若者相手に「私って不幸なの」的な話をしてるところとか、観ててイテテテなところはたくさんありましたが、そーゆーのを嫉妬せずに客観的に傍観できたらかなり面白いと思います。 最後のシーンも、へんに言葉で表さないでくれてよかった。現実的だと思いました。いい歳した大人が、しかも年上のアメリカ人女性が「また付き合ってください」とか自分の立場が不利になるようなことを言うわけがないわけだし。 せめてもの救いは彼女がFスコットとの関係でも、前夫との関係でも堂々としていたところでしょうか。これが日本の女性が主人公だと、変に「私なんかが」って言っちゃったり、そのくせ媚びちゃったりして、更にうっとぉしいだろうなーと思いながら観ました。

閲覧数801