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神童
2007年4月21日公開

神童

1202007年4月21日公開

suk********

4.0

孤独を分かち合える人

この作品自体は、おもしろい作りではないしストーリーをまっとうに描いているだけなような映画にも感じるけど、この映画の良さを語るには理屈では無く大切なのは感覚? 登場人物の自然体なあり方を見ていたらその人が持つ世界の大きさに圧倒されました。 人々から認められる音楽の才能を持ち親からは期待をかけられている中学生うたと 受験のために夢中でピアノを弾いていた音大浪人生のワオ。 芸術を奏でるうえでは窮屈な環境にいる2人が出会い、自分本来の自然体な姿を見つけて行く。 周りからは理解を得ず、罵倒されたり、ただひたすらに自分自身と向き合うしかない窮屈な世界から、自然体でいれる環境を見つけ壮大な世界に入って行くうた。 そして「大丈夫だよ。私は音楽だから」と言ううたの台詞にぐっときた。 芸術というのは作品の美しさや華やかさではなく、人の心がどれだけ裸でいれて、どれだけ自然体であるかということなのではないかと思う。 ありのままの自分の姿をさらけだすことは難しい。 しかし、それができるからこそ、うたは音楽なんだ。 松山ケンイチの演じる音楽青年のがむしゃらさが胸に響いた。 そして成海璃子の演じるうたは本当に神童だった!

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