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モンスター・ハウス (2006)

MONSTER HOUSE

監督
ギル・キーナン
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3.14 / 評価:311件

解説

少年たちが力を合わせ、何でも飲み込んでしまう“モンスター・ハウス”に立ち向かうアドベンチャーアニメ。必死に化け物屋敷に挑む子どもたちの姿をユーモラスにみせる。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズなどの黄金コンビ、スティーヴン・スピルバーグとロバート・ゼメキスが製作総指揮を務めたことでも話題を呼んでいる。誰もが一度は空想するお化け屋敷の物語をひねりの効いた感動作に仕上げるあたりの手腕はさすがだ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ハロウィン前日、DJは怪しげな向かいのネバークラッカー家を望遠鏡で見張っていた。偶然親友のバスケットボールがその家の庭に入ってしまい、それを取りに行ったDJの前に怒り狂ったネバークラッカーが現れるが、彼は心臓発作を起こし救急車で運ばれる。その後DJの元に誰もいないはずの向かいの家から電話がかかってくる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2006 Columbia Pictures Industries, Inc.All Rights Reserved.
(C)2006 Columbia Pictures Industries, Inc.All Rights Reserved.

「モンスター・ハウス」正攻法のファンタジーだが、“愛の歪み”の物語にも読める

 誰もが子供時代に遭遇したことがある“なんだか怖い家”が、もしも本当に邪悪な意思を持った生き物だったとしたら?――と、子供時代の「もしも」を映像化する正攻法のファンタジー。「子供の目に映る物体が擬人化された世界」という古典的設定に、「動かないはずのモノが動く」というアニメの原初的快楽を掛け合わせて、基本は王道。まるで生き物のように自在に動き回る家屋の映像表現は、子供の目にも大人の目にも楽しい。

 加えて、大人には“愛の歪み”の物語にも読めるのが本作のユニークさ。映画の後半で判明するこの家がモンスターになった原因は、家主とその亡き妻それぞれの愛。なのだが、その愛は極端すぎて歪んでいる。その歪みが年月を経て変貌したのが、この邪悪なモンスターなのだ。そこで気づけば、作中の愛はみな機能不全。主人公もその両親も子守もうまくいかない愛を抱えている。そもそも声優陣がクセモノで、家主はスティーブ・ブシェーミ、子守はマギー・ギレンホール、その恋人はケビン・スミス作常連のジェイソン・リー、恋敵は「バス男」ジョン・へダー。この顔ぶれが、普通のよい子向けのお話に収まるはずがない。機能不全の愛は放っておくと怪物になる。そんな恐怖譚でもあるのだ。(平沢薫)

映画.com(外部リンク)

2007年1月11日 更新

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