加害者の家族も、被害者と同じ苦しみ
- tan***** さん
- 2020年11月10日 18時27分
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被害者の家族が、加害者の家族も、自分たちと同じか、それ以上に苦しんでいるということを知って許すに気になったところ。
この映画の最大の見どころはここだと思っております。
被害者の息子は、冒頭の葬式シーンと、その場面しか出てこない登場人物ですが、それがこの映画の言いたいことを、最も表している重要なシーンだと考えています。
SNSに殺人犯の弟と流したのは、ふられて嫉妬に狂った、沢尻エリカ演じる「由美子」だと思った自分が恥ずかしくなるシーンが、主人公の代わりに手紙を兄に書いてあったことを白状するシーン。
話したこともない相手でも、自分と同じ者を持っている人間と、人は見抜く不思議な力を持っていること。
主題とは関係ありませんが、そんな人間の不思議さまで見せてもらった映画でした。
実は、この映画、友人の勧めでDVDで観たのですが、14年前に観たことを完全に忘れていた映画でした。
感想を書こうとして思い出す始末。
他のサイトの感想投稿を検索して観ていたことを確認したのですが、感想がだぶらないようにすることに注意する必要がありました。
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