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ディパーテッド (2006)

THE DEPARTED

監督
マーティン・スコセッシ
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  • みたログ 9,762

3.53 / 評価:3173件

面白いには面白いけど・・・

  • sony_rikiel さん
  • 2021年3月6日 13時31分
  • 閲覧数 433
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

以前、『ア・フュー・グッドメン』の感想でも書きましたがマーティン・スコセッシは役者のコントロールが下手な監督さんだと思います。悪い言い方ですが。良く言えば俳優に自由にやらせる優しい演出家。でも、本作の様な豪華キャスト映画の場合、監督がしっかり手綱を引いてないと全員の味が前に出て味がごっちゃになっちゃうんですよね。その結果、映画の本来見せるべきものが何なのかがボヤけてしまう。

本作はつまらなくはないですが、見せたいものの焦点がしっかり定まってないので、これだ!っていうものが無い。総合的には悪くなかったので、それは凄く惜しいです。



映画館で観た時も最近見直した時も思いますが、やっぱりジャック・ニコルソンが前に出過ぎですね。確かにニコルソンは名優だと思います。出てくるだけでディカプリオやデイモンを食ってしまう存在感は圧巻。けど、ニコルソンが出過ぎてて本来主役であるハズの二人を押しのけて自分のやりたい様にやるんで、映画のストーリーが逸れるんですよ。だから、ニコルソンは出るべきところだけ出て、あとは引っ込んでた方が良かった。

もうひとつ文句を言うならあのボサボサ頭と汚いヒゲ面をどうにかしてほしい(笑)あれのせいでニコルソン扮するコステロがいまいち怖くない。単なるオラついた小太りジジイにしか見えないんですよ。そこはもうちょっとスコセッシなり他の誰かなりがちゃんと言うべきでしたね。



ストーリーはまあまあ面白かったですけど、コリン(マット・デイモン)と交際しているヒロイン(ヴェラ・ファーミガ)とビリー(ディカプリオ)が接点を持つのは結構無理やりですね。あのヒロインもなんでビリーだけにああいう感情を持つのか、というのがピンとこないですし。職業柄、いろんな患者を相手にしている筈だからビリーだけに特別な感情を抱くのは違和感がある。いや、ヒロインに対して「ビリーに感情移入するな」と言ってるわけじゃないんですよ。ビリーに強く肩入れするならそれなりの描写をしなくちゃいけない。けど、それが劇中では出来てないと思います。まあ、あのヒロインはコリンの正体が発覚する為に必要な存在。ただそれだけでしかない(酷い言い方ですいません)んで、作り手としてはヒロインの性格描写はさほど重要ではなかったんでしょう。


マーティン・スコセッシは本作でアカデミー監督賞を受賞しましたが、個人的に決して本作はスコセッシのベストワークではないとは思います。

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