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スパニッシュ・ホラー・プロジェクト ベビー・ルーム

スパニッシュ・ホラー・プロジェクト ベビー・ルーム

PELICULAS PARA NO DORMIR: LA HABITACION DEL NINO

77

nor********

4.0

赤外線で赤ちゃんを映すと

悪魔風味になるという発見を生かしたツカミの絵が良かったです。笑顔だとよりいっそう暗黒な感じに。 終始わくわくしながら軽く楽しめる映画でした。話の展開は、うっかりDVDのチャプターメニューに目をとおした瞬間に読めてしまいましたが、気にせず最後までわくわくしながら楽しく鑑賞しました。 「トワイライトゾーン」とか「世にも奇妙な物語」に短編で登場しそうな雰囲気のお話でした。 それにしても、親の部屋から赤ちゃんのいる部屋までの距離が大変です。日本では考えられない遠さです。あのやけに距離があるところも、不安感を誘う要素でしたが、それは私が日本人だからでしょうか。スペイン人はあの廊下の長さ見てドキドキしないのでしょうか。 欧米人の家族関係というのは日本人のそれと比べると過剰にベタベタしているような印象を、なーんとなく持っているのですが、それってこの映画のように、赤ちゃんの頃からあんなにも親の部屋から離れすぎの別室に、赤ん坊を一人置き去りにして育てたりする文化と何か関係あるのか、ないのか、どうなのかなーとウスラボンヤリ思ったりもしました。 そんなに赤ちゃんのことが心配なら最初っから夫婦の寝室に置いといてやればいいのにどうせまだ赤ちゃんなんだし、親が何やってるかわからないんだからいいじゃないかと思うのですが、どうなんでしょうか。やっぱり気になっちゃってお父さんのほうがうまく機能しないとか、そういう意味で夫婦生活に問題が生じるのでしょうか。日本の出生率が年々減っているのはもしかして、トランシーバーなしでは声も届かないほどの距離で子ども部屋を確保できない住宅事情&ガマンが得意な民族性と関係はあるのかないのかどうなのか。 他には赤ちゃんテレビの、丸っこい形の可愛らしさが気になりました。あとオープニングの、本編の印象と全然合っていない、ものすごくダサいアニメの違和感もどうってわけじゃないけど印象に少しだけ残りました。 あと冒頭であの家はとんでもない廃屋に見えたのですが、よくまああんな廃屋をリフォームしてってついついどうでもいいことばかり書いてしまうなあ。感想文って難しいです。普通に面白い映画でした。

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