作品レビュー(3件)
- hir********
5.0点
「REC」の共同監督パコ・プラザ(凄い名前だ、あとひと文字で渋谷ど真ん中!)の、 作品。 「パンズ・ラビリンス」の女の子が、出てましたね。やっぱ、うまい。 今日は「猫ストーカー」4時の回に行こうと思ってたんですが、 2時くらいから、テレビで柴又の団子屋の話やってて、ハマってしまいました。 ああいう老舗も、大変なんだなぁ・・・で、タイミングを外し、 めんどくせーんで、この間100円でレンタルした、ホラープログラムを、 家で、ビールとマカロニつまみながら鑑賞。 休日の午後の、ホラーもいいもんですな。 1番最初は、スパニッシュ・ホラー・プロジェクトの1本。 「クリスマス・テイル」 やはり、子供達の話なのですが、 この作品に出てくるのは、いわゆる「おっぱいバレー」のぼんくら中坊そのもので、 「ゾンビ・マニア」と「ベスト・キッド」マニアの餓鬼が出てきます。 これが、後半の大きな伏線に・・監督の演出のうまさが、光ります。 「REC」の洒落っ気は、きっと、このパコ・プラザの色だったんですね。 「穴」にオッこっている、サンタを見つけたガキどもが、 サンタの正体が「銀行強盗」とわかって、 とんでもない事を、思いつき、それを実行に移す。 ワルガキどもの、大人顔負けの汚さに笑ってしまいます。 子供は、無邪気・・・なんて考えは、コレ観たら吹っ飛ぶね。 でも、ラストの描写なんか、やっぱり、ジワーッと来る。 スペインの作品なんですなぁ・・・ (追伸) おさるのかごやさん、いつも読んで戴いて有難う御座います。 ソン・ガンホは、いいですよね。一番、好きな韓国男優さんです。 大したレビューは書いてませんが、気楽に読んで行ってください。
- nor********
4.0点
コメディホラーです。子役たちがみんな演技が上手で表情が豊かで、その可愛らしさにウケながら楽しめました。主役の子どもたちの中でもとくに、一番クソガキ度の高い、のっぽの少年の、妙に大人びたチンピラ面やしぐさが気に入りました。ミニサイズのチンピラってゆうか。とくに脅迫をするシーンの、堂に入ったクソガキっぷりは見事です。 サンタの格好をした怪人物が登場しますが、女性というところがちょっと変わっているなーと思いました。このタイプの怪人物キャラというと、なんとなく大柄な男性というイメージがあります。これは女性だけど、見た目も動きもサイズも、なんかおっさんぽいおばさんで、ぶかぶかの衣装を着て体型も隠れているから、女っぽさ皆無。でもよく見るとやっぱりどう見てもおばさん。というあたりが、微妙に新鮮味がなくもないような。あるようでないような。 クソガキーズの紅一点、どっかで見たなーと思ったら「パンズ・ラビリンス」のヒロインでした。周囲の少年たちのヒドさが魅力的だったので、しずかちゃん風味なポジションの、彼女の弱さに軽くイラッときたりもしつつ、最後はホラーのお約束な感じで。オチだけサンタが妙に女っぽい色気をかもし出してたりして意味不明な気色悪さに笑いました。ほのかに新鮮味があるようでないような。色気ってゆうかマイルドってゆうか。顔ボロボロだけど。
- woo********
3.0点
ジャケット写真の被写体は 子供だと思っていた。 違った・・・ サンタの衣装を着た 斧を持つ女。 何をしているかって? 子供たちへの復讐の幕開け。。。。。 顔だけ可愛い顔した悪ガキ集団が、 森の穴の中に落ちていた 銀行強盗で指名手配犯中の女を 数日間にわたり いびる、いじめる。 「悪者だ」と助けることをせずに監禁。 最初は与えていた食べ物も 「盗んだ金のありかを言うまで、やらない」 集団の中の「しずかちゃん」的存在の少女が 隠れて食べ物をあげようとしたが 見つかり、男の子たちに没収される始末。 雨ざらしで、骨折もしている。 見る見るうちに衰弱していくサンタの格好をした 女・・・ 誰かの助けなしには脱出できない 深い不快穴に・・・監禁生活。 ううううう・・・ 罪状は銀行強盗だし・・・ そりゃ、悪いことはいけないことだけど 人殺しじゃないし・・・ これはフィクションだし・・ 本当の罪人じゃないし・・・ あまりに可哀想・・・(ToT)/ でも、時間は流れていく。 「ここまできたら、もう後にはひけない」 「いまさら、警察に行ったら自分たちがやばい」 金を渡せば、助けてやるという 「子供気ない」約束を 破って、金だけ奪い さらにまた穴の中に、飲まず食わずで 放置した、悪魔のような子供たち。 そして・・・ どうやったのか脱出できた女の 復讐が これから始まる・・・ 無線機をもって 遊園地に逃げ込んだ子供たちが 逃げ惑うのだ。 しずかちゃんを除いた子供たちには全然、 同情の余地はなかった。