ここから本文です

ただ、君を愛してる (2006)

監督
新城毅彦
  • みたいムービー 794
  • みたログ 4,464

4.08 / 評価:1,942件

会話、表情、語り

  • godardlynchgaloaoyama さん
  • 2006年10月30日 5時25分
  • 閲覧数 1091
  • 役立ち度 63
    • 総合評価
    • ★★★★★

『初恋』を観て、私は宮崎あおいという女優に驚かされました。
そして『EUREKA』、『Eli, Eli, Lema, Sabachthani?』にも驚かされました。
(以上はこのレビューの評価するときには無視してください)
この映画を観に行った動機は、
「宮崎あおいが出演しているから」
ただ、それだけです。
彼女の私生活が取り沙汰されることが今年はありましたが、
「だから、どうした?」
です。演技とは無関係です。

この作品の一番の魅力は「会話」だと私は思います。
ある人たちは一回観ただけではその魅力を十分に感じられないかもしれません。
そういう方は会話をよく味わうつもりで観てください。
序盤の会話が後半の部分によって「重み」を増すことがあります。
また静流(宮崎あおい)の台詞には「言い回し」が素敵なものが多いです。

私はいま、「粗[あら]探し」をすすめているのではありません。
どの映画についてもいえるのですが、粗探しは観た本人が十分に「映画を感じる」ことを
妨げ、その人が書いた批評などによって製作者とまだ観ていない人々に害を与えます。

表情の動きからいろいろな感情の揺れを感じ取ることができると思います。
それらがどういう感情を表すのかに対する正しい答がある保証はありません。
静流と誠人(玉木 宏)の表情の動き(誠人のそれが鈍いのは意図したことだと思います)
は多くを表現していると思います。

そして、静流の写真は彼女の視点で人々の表情を切り取り、
それらとそこにあった会話に再び命を与えるのです。
ある意味でそれはとても痛々しく切ないかもしれません。

この作品では最も多くの観客が涙を流すであろう部分で
とても良い「語り」が挿入されます。映像と音楽だけで泣かされて
いっぱいいっぱいになるかもしれませんが、頑張って聞き取って下さい。

この作品で描かれた脇役たちは決して不自然ではありません。
静流と誠人の特異性が、その他の友人がごく普通に大学生活を送り
ごく普通に社会人になっていく様子が描かれることによって際立たされているのです。
また、作品はこの大学の水準について何も語ってないので、
学生の就職先は何でもありなのです。
粗探しはほどほどに。映画を感じて味わいましょう。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 笑える
  • 楽しい
  • 悲しい
  • ロマンチック
  • 不思議
  • 知的
  • 切ない
  • かわいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ