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大奥 (2006)

監督
林徹
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3.30 / 評価:566件

解説

江戸城大奥を舞台に繰り広げられる女たちの愛憎劇を描いた時代劇「大奥」が、三度のテレビシリーズを経て映画化。初の劇場版では大奥史上最大のスキャンダルと言われる「絵島生島事件」と城内で起きる禁断の悲恋を絡め、ラブストーリーを強調した壮大な愛憎絵巻が展開する。監督の林徹を始め、テレビシリーズのスタッフが集結したほか、同作のファンだった仲間由紀恵が悲劇のヒロインを熱演。贅(ぜい)の限りを尽くした衣装の数々にも圧倒される。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

徳川家七代将軍家継の世、大奥では先代将軍の正室・天英院(高島礼子)と将軍の生母・月光院(井川遥)が熾烈(しれつ)な女の闘いを繰り広げていた。若くして大奥一の実力者となった絵島(仲間由紀恵)は、月光院の信頼が厚かったため、天英院派の不満を買っていたが、そんな折、天英院に月光院の許されぬ恋のうわさが届いてしまう。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2006 フジテレビジョン 東映 FNS27社 東映ビデオ
(C) 2006 フジテレビジョン 東映 FNS27社 東映ビデオ

「大奥」じりじりと迫り来る大奥オールスターズの歩みっぷりに鳥肌!

 TVシリーズの成功により、劇場版へとスケールアップした「大奥」。シリーズ成功の秘密は、「大奥」を単なる色事や愛憎の場とせず、ひたすら将軍家存続の機関として、そこで働く「それぞれのオンナの心意気」を取り上げているところにある。

 「昨日の友は今日の敵」という陰謀うずまく園にあって、力及ばず、おのれの存在意義に悩み、もがきまくる女子の姿には、時代を超えた共感がある。そのあたりは、映画「NANA」の脚本を担当した浅野妙子の構図の取り方がいい。セレブ集団の末端にいる女子の孤独をたくみに描き出しているのである。

 映画版の舞台は7代将軍家継の治世。大奥を揺るがした大スキャンダル「絵島生島事件」をきわめてロマンチックな解釈で描いているのだが、TV版でおなじみの「大奥オールスター」と呼ぶべき女優たちがこぞって大奥総取締の絵島(仲間由紀恵)に向かっていくくだりは鳥肌モノだった。想像してみてほしい。史上最悪の花いちもんめを。廊下の向こうから「浅野ゆう子+高島礼子+松下由樹+木村多江+杉田かおる」といったお姉様軍団が、そろって眉を吊り上げ、何か言いたそうな情念フェイスでもってじりじり迫ってくるのだ。

 1億円を投じて作ったという江戸の町並みのオープンセットや、TV版よりワイドになったお鈴廊下などもたしかにすごかったけれど、このお姉様軍団たちの迫力こそ、ぜひともスクリーンで味わってみてほしい。(小泉すみれ)

映画.com(外部リンク)

2006年12月28日 更新

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