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悪魔の往く町 (1947)

NIGHTMARE ALLEY

監督
エドマンド・グールディング
  • みたいムービー 5
  • みたログ 8

3.25 / 評価:4件

蛇の道は蛇!

  • bakeneko さん
  • 2010年9月14日 17時09分
  • 閲覧数 801
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

第2次世界大戦直後のウイリアム・L・グレシャムのベストセラー“Nightmare Alley”の映画化で、その問題性から長らく日本未公開となっていた異色作であります。カーニバルの見せ物芸人から冷徹な計算で成り上がって行く男の野望の顛末を描いて、占いから始まって宗教や精神分析の分野までも辛辣な批判のメスを入れた作品で、異様な緊迫感に満ちた“負の人間ドラマ”の力作であります。

本作がお蔵入りになったのは、どう見ても好きになれない主人公が跋扈する陰鬱な展開の物語だからであります。しかしながら、「フリークス」や「狩人の夜」の様に漆黒の物語の負の魅力が“黒光り”する作品で、R・ブラッドベリのダークファンタジー作品を読んでいるかの様な“不気味な詩情”さえも感じさせる映画となっています。
主役のタイロン・パワーは本作の原作に惚れ込んで、自身初めての汚れ役に挑戦していますし、ヒロインの可愛いコリーン・グレイにファムファタール役のヘレン・ウォーカーの冷たさも見物であります。

占い、読心術、精神分析、宗教に於ける“共通性と種明かし”がスリリングで興味深く、カーニバルの出し物やタロットカードにも詳しくなれる作品で、悪夢の様な連環の綴じる先をハラハラしながら見守る映画であります。

見事なシナリオにまず感心させられる作品で、危ない描写は皆無ですので一応全世代の方にお薦めの“先の読めない”スリリングな映画であります。



ねたばれ?
あの電気放射の芸のタネが知りたい!

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