ストーリーは好き
- yaj***** さん
- 2019年12月17日 3時57分
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余命わずかの男性が、ずっと想い続けてる女性がいる街に帰ってくる。その女性には婚約者がいて、そして昔二人にはある忘れられない出来事があって…というお話です。離れていても結局引き寄せられてしまう、けれど終わりはもうすぐそこに見えている、という切ないお話でした。
演出に少し雑な印象を持ちました。余命わずかな主人公の男性が友人には感謝を伝えるシーンがしっかりあるのですが、普通に仲の良い実母には病の告白のシーンを省略していたり感謝の言葉がなにもなかったりします。もう少し家族とのシーンを深く切り込んだほうが人間味や深さが出たのになぁと残念です。最期のシーンも、作り手の『いよいよ最期の時だぞ』という気持ちがびしばし伝わってくる台詞と演出がされていて身構えます。しかし、そのわりにはあっさりとしていて、主人公の男はあれほどあの女性に執着していたのに『そんなにあっさりした言葉なんだ??』と思ってしまいました。別の解釈をすると、女性と気持ちが通じて最期の時間を過ごせたことで、充実した気持ちになって穏やかな気持ちで最期を迎えられたのかもしれません。また、彼女の明るい未来を望む言葉もあったので、彼は死を恐れずに亡くなることができたのかもしれません。
女性と婚約者の息子(連れ子)の関係性をシーンとして残したのは良かったなと思いました。主人公達が結ばれた陽の部分と対比されてて良かったです。
べたでくさいシーンも所々ありますが観て良かったなと思える作品でした。
詳細評価
イメージワード
- 泣ける
- ロマンチック
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