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ソウ3 (2006)

SAW III

監督
ダーレン・リン・バウズマン
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3.10 / 評価:1045件

解説

斬新なアイデアと巧みなストーリー展開が話題を呼び、世界的大ヒットを記録したサスペンス・スリラー『ソウ』シリーズ第3弾。密室に監禁された者たちが凄惨(せいさん)なゲームに翻ろうされ、究極の恐怖を体感する。シリーズを生み出したジェームズ・ワンと、リー・ワネルのコンビが原案と製作総指揮を務め、前作に引き続きダーレン・リン・バウズマンが監督を担当。想像を絶する恐ろしい死のゲームの行方や、ついに明かされるジグソウの謎と運命に注目。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

殺人現場に呼び出された女刑事ケリー(ディナ・メイヤー)は、鎖に繋がれ、爆弾で飛び散った死体を目撃する。死体が行方不明の同僚ではなかったことに彼女は胸をなでおろすが、ジグソウはもう動けないはずだったことから、誰の仕業なのか疑問を抱く。その夜、ケリーは何者かに拉致され、気がつくと地下室に監禁されていた。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2006 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
(C) 2006 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

「ソウ3」狂気の天才犯罪者にふさわしい異常なフィナーレ

 濃密なホラーの気配をまとったスリラーとして異彩を放った第1作。視覚的なショック度の強い猟奇バイオレンスへと転じた第2作。そしてまたまた全米大ヒットを飛ばしたこの第3作は、前作の残虐路線をいっそうハードに追求した仕上がりである。ここではネタバレを避けつつ、皮肉をこめて“見てのお楽しみ”としておくが、残虐描写にはかなり免疫のあるホラー愛好歴30年の筆者がゲンナリするほどの凄まじさであった。

 とはいえ、単なるグロ描写の博覧会で終わらないのがこのシリーズ。前作まではジグソウの“死のゲーム”を無理強いされた登場人物が生き延びられるかどうかを描いていたが、今回は少々趣向が異なる。ジグソウとその弟子アマンダによって食肉工場に閉じ込められたのは、最愛の息子をひき逃げ野郎に殺されてしまった悲運の中年男。そんな彼が恨みある目撃者や裁判官らに“死をもって償わせるか、それとも赦しを与えるか”がゲームの焦点となる。このような究極の道徳的難題をはらんだ巧妙な状況設定と、先述した残虐描写が相乗効果を生み、おどろおどろしい怨念たぎるドラマになっているのだ。

 そして前作のラストで息絶えたと思わせ、今回もちゃっかり影の主役を務めるジグソウの動向も見逃せない。このシリーズはラスト10分間の情報量が異様に多く、そこで一気呵成に明かされる“意外な真実”が最大の見どころとなる。その点、命懸けのトリックを遂行したジグソウの驚くべき真意には、唖然とするほかはない。この男がいかに常軌を逸した怪人だったか、すべての観客が思い知らされることだろう。まさに狂気の天才犯罪者にふさわしい異常なフィナーレだ。(高橋諭治)

映画.com(外部リンク)

2006年11月16日 更新

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