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エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?
2006年11月18日公開

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?

ENRON: THE SMARTEST GUYS IN THE ROOM

1102006年11月18日公開

hid********

4.0

ネタバレASK WHY 常に疑問を・・・

 このページの左に写真がありますよね。  真ん中でニヤけてるおっさんが怪鳥の?(←ん、変換したらこの文字になった。ロプロスのせいやな)もとい、会長のケン・レイさんです。愛称はケニー・ボーイ。彼の「知らなかった」とシラを切る演技はオスカーもんです。  向かって左側はCEOのスキリングさん。こやつは責任逃れのために、崩壊直前に辞職しやがります。  右側はCFOのファストウさんで、業績の虚実を演出したとかで、最初は彼1人の責任にされます。当然、黙秘権を行使してましたけどね。  よく、タイタニック号に例えられてましたね。結構、分かりやすかったです。  船の底に穴が開いていたのに、誰一人として気づかなかったって。  しかも、「まだ、この船は安全だ!」などと船長たち(幹部)が、乗組員(従業員)や乗船客(株主)に言いつつ、自分らはさっさと救命ボートに乗っていたみたいな。  米7位の大企業がたった24日間で破綻したわけですけども、「時価会計」を導入したことが破綻への第一歩だったそうです。  今だから分かるんでしょうけど、かなり、無理な会計報告ですよ。将来の利益まで計上したりするみたいです。出来もしないことまで計算に入れてね。そんなアホな。  それに、「PRC」という人事考査システムを導入し、5段階評価で5になった人を次々にクビにしていったんです。  毎年、15%もの人員を解雇して成功している会社なんてないそうです。「砂の城」だったと誰かが言ってましたっけ。うまい表現やな。  エンロンっていう会社は、天然ガス市場の規制緩和で有名になったエネルギー会社ですよね。  そこに、見え隠れするのが、当時テキサス州知事だったブッシュ現大統領と、パパブッシュですな。やっぱ、恐ろしい国だと思う。かなり黒いな。  一体、何によって収益が出てるのか?  それは誰も答えることが出来ない。そりゃ、そうです。投機では内部規定に違反し、横領していたんですから。  トレーダーのおかげで、エンロンの株価はみるみる上昇ですよ。従業員には「401K(確定拠出年金)」のために、どんどん株を買え!なんてね。笑かすよね。  でも、実際は失敗してたんですよ。  最も、手を出してはいけないと言われていた地域である「インド」に発電所を設立してしまってるんです。大赤字やで。  んでも、金融機関はお金を貸してくれる。もちろん、不正とかも知った上でね。もう、無茶苦茶。  有名なのが電力自由化となったカリフォルニア州での計画停電ですね。まんまと、電力の規制緩和の実験台にさせられてるんです。  エネルギー危機は予測できるはずでして、実際に電力価格は300~400%にまでハネ上がったんだって。一般市民はたまらんな。そりゃ、パイも投げつけられるわ。  かわいそうなのは、知事ですよ。立派な人やったみたいやのに、リコールまでされてさ。  で、代わりに新しく知事になったのがシュワルツネッガーやって。どんだけ、茶番やねん!そういう意味ではアメリカって国はおもろいな。  会社の経理的なこと、株価の話など、全然詳しくないんですが、このドキュメンタリーはなかなか面白かったなぁ・・・。    まあ、社会派映画が好きですし。映画館で観るべきほどでもないけど、家でDVD観賞するには、いろいろと勉強になるし、有意義な時間を過ごせます。

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