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エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?
2006年11月18日公開

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?

ENRON: THE SMARTEST GUYS IN THE ROOM

1102006年11月18日公開

ric********

4.0

映画版[ドキュメント・マネー資本主義]

この映画が“事実”だという事実が一番怖い…。 売上高13兆円を誇り、全米第7位の大企業だった 「エンロン」の繁栄から倒産までを追ったドキュメンタリー。 経済に関する用語が頻繁に使われ 若干理解しずらい部分はありますが、 そんな細部を抜きにしても 現実的な“怖さ”満載の作品。 同じく企業の不祥事である 数年前のホリエモン騒動や大手メーカーの食品偽装事件が [可愛く]見えてしまう程、 余りにも大規模かつエゲツナイ内容です。 特にカリフォルニアの山火事に乗じて 大金を手にしてトレーダーたちが喜ぶ様は 正にマネー・ゲームを象徴していて 本当に鳥肌モノです。 今年放送されたNHKスペシャル『マネー資本主義』の中で 倒産した米大手投資銀行の元行員が CDOに代表される金融商品について、さも当然といった顔で 「客を信用させて“ひっぺがす”のです。」 「我々は客(投資家)より情報をもってる。フェアではない。」 という類の発言をしてました。 「それって殆ど“詐欺”ちゃうの?」とその時は思いましたが この映画を見ると、当時のアメリカでは (手法は異なるが)そんな“詐欺”まがいの 実体のない[利益吊り上げ]経営が 賞賛されていた理由がよく解ります。 100年に一度の金融危機が何故起きたのか? その根本と背景を知る上でも、 ぜひ多くの人に見てもらいたい一本です。

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