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ブラッド・ダイヤモンド (2006)

BLOOD DIAMOND

監督
エドワード・ズウィック
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4.27 / 評価:2,056件

解説

1990年代後半のアフリカ、シエラレオネでの激しい内戦を描いた社会派アクション映画。“ブラッド・ダイヤモンド”というダイヤモンドの不正な取引をめぐって起きる不毛な争いをサスペンスフルに描く。元傭兵の密売人にレオナルド・ディカプリオ、やり手の女記者にジェニファー・コネリー、家族を愛する漁師役には実際にアフリカ出身のジャイモン・フンスーがふんし、緊迫感あふれる迫真の演技でみせる。地域紛争が激化する“ブラッド・ダイヤモンド”の現実問題に言及した内容について、米国務省が批判したことでも話題となった問題作。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ダイヤの密売人であるダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は、巨大なピンク・ダイヤを隠し持つソロモン(ジャイモン・フンスー)という男の存在を知る。一方、ジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリ)は、反政府組織“RUF”の資金源となっている“ブラッド・ダイヤモンド”の真相を探っていた……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2006 Warner Bros. Entertainment Inc.ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2006 Warner Bros. Entertainment Inc.ALL RIGHTS RESERVED.

「ブラッド・ダイヤモンド」紛争ダイヤ問題を“説教”ではなく“アクション・ドラマ”として描破

 いつのことやら分からないが、万一ダイヤモンドを買うチャンスがあったら、紛争ダイヤを掴まないようにしっかり出どこを確認しようと、この映画を見て肝に銘じた。ハリウッド製の娯楽アクションでも、作りようによってはこんな風に人の意識を変えられるのだ。それにチャレンジしただけでもこの映画の存在意義はあるが、アクション・サスペンスとしてもかなり面白い。内戦最中の国から不法に輸出されたダイヤ(紛争ダイヤ)の代金が、反乱軍の武器購入費に充てられ、内戦を長引かせる一因になっている。だからダイヤ企業も一般消費者も紛争ダイヤを買わないようにしようというのがテーマ。それを正面切って説教するのではなく、巨大なピンク・ダイヤの争奪戦の中でアクション・ドラマとして語ってみせたところがズウィック監督の腕だ。

 一攫千金を狙ってダイヤを追いかける非情な密売人レオが、生と死の狭間でサバイバルしてきたすさまじい生い立ちの持ち主だったというのも、アフリカならではのリアリティがある。レオはこの映画で、アクション大作の一枚看板として通用すること証明。ジャーナリスト役で絡むジェニファー・コネリーの好演が、この映画の問題提起を鮮明にした。(森山京子)

映画.com(外部リンク)

2007年3月29日 更新

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