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SIDE-Aのみ拝見

  • xx1c_st さん
  • 2008年3月6日 22時26分
  • 閲覧数 317
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

『SIDE-A』のみしか拝見していないのにもかかわらず、レビューしていることにまずお詫びしておきたい。


しかし『SIDE-A』だけといっても9篇もあるオムニバスなので、9篇ともおもしろければそれにこしたことはないが、それでもどれか一つはきっとおもしろいはず。
そう思って観ていても、あれ…、いや、次はきっとおもしろいはず。
…次はきっと。すると、そう思っているうちに、とうとう終わってしまった。
『ユメ十夜』もそうだったが、日本のオムニバス映画はなぜこれほど薄味ばかり集まってしまうのか。

『birthday girl』は、ファンタジーのような現実を生きる友人ジュディーが主人公でなく、いちいち水をさすような現実であってもそこで懸命に物語を物語ろうとする女の子が主人公でよかったと思うが、一体このようなマンガみたいな実写映画の何を楽しめば良いのか、私にはよくわからない。

『お別れのバラード』は、ダッチワイフが現れて「ダッチだ」「ダッチだ」と、まるで“四人目の仲間”が現れたように連呼する様がおもしろかった。山本浩司は間違いなく怪優だが、しかしこれほどまで映画の世界を単純な虚構にしてしまって映画としておもしろいと言っていいものか、どうか。

『夕凪』は安里監督によるもので、自身はこの作品を期待して観た。
電気をつけると二段ベッドが消えていて、ポッカリ空いたような欠落を感じる二段ベッドに関するアイデアはおもしろかった。演出はやはり冴えわたっており、ロケ地やキャスティングもお見事としか言いようがないが、でも戸田昌弘はまるで『ニンゲン合格』の西島のようではなかったか。短編なのに妙に展開が遅いのは、台詞が段取りすぎるからだ。

大型レンタル店に行けば置いてある『シンク』は撮影方法からしてもつまらない作品だったが、この『橘くんのバカ。』は岩井作品に似た感じがするものの、素直におもしろかったと言いたい。
唐突に事態が進展していってしまい、人物達が何事もなく対処していく様はまるで日常の出来事への態度のようで、素朴な彼らの芝居に見入ってしまう。
本当は一体何事が起きているのかよくわからないけど、主人公の感情はわかる(気がする)。
特に、最後に何故か俯く主人公の感情は今まで映画で感じた気がしない。

『風見鶏と煙突男』は初めのナレーションには驚いたものの(このナレーションの主はフレームの外にいる)、おもしろいのかどうか私にはよくわからなかった。死ぬって意外と気持ちいいと言っておきながら建物から落ちても死なない煙突男は、死んだ女につきまとっているのではなく、つきまとわれている。

『その山を崩せ』は『いつか読書する日』の緒方明監督の作品なのだが、物語はあまりにパターン化したものであり、それは、故郷に戻ってきた女が忘れていた少女の頃を思い出し、女性性の復活により家庭に入るという『おもひでぽろぽろ』のような内容で、いまさらこんなことを描いたところで何がおもしろいのだろうと思ってしまった。

『wonderfulswim』『宇宙のはじまりとおわり』『大安吉日』は何を楽しめばいいのか私にはよくわからなかった。

詳細評価

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