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プレステージ (2006)

THE PRESTIGE

監督
クリストファー・ノーラン
  • みたいムービー 824
  • みたログ 5,453

3.56 / 評価:2267件

テスラには驚き!よく出来た映画も冗長地味

  • oir***** さん
  • 2020年9月28日 21時23分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

場面入れ替えをし故意に錯綜させる構成は最終盤になって「ああ、そういうことね」とはなるものの、演出効果としてどうだったかは何とも言えない。

映画テーマは19世紀末ロンドンにおける有名マジシャン二人の確執・憎悪エピソード。
片方が瞬間移動の魔術を成功させ人気を博す。もう一方がその秘密を入手しようと画策するも偽の情報に踊らされ、アメリカにいる科学者ニコラ・テスラに魔術ではない科学による本物の「人体瞬間移動」装置を開発させるという話。

上は簡単な概説でそこに二人の師匠、女性関係、科学による人体瞬間移動装置の恐ろしいからくりも絡めかなりの見応えある重層劇となっている。

個人的ツボはテスラの登場。一時期関連著作をほぼ読み切ってはいたがテレポーテーションマシーンのことは見た記憶がない。しかし、テスラコイルによる物体空中浮遊や物体融合。陰謀論での軍事テレポーテーション実験へのテスラ関与などは知っていたので、そんなところから原作者が創作したのだろう。
いずれにしろテスラを絡めたことでグッと本作の「プレステージ」も上昇したように思える。
実はテスラ役が誰か気付かず、エンドロールでデヴィッド・ボウイの名を見てオッとなった次第。

科学的に考えれば同一物体瞬間移動装置ではなく複製物体遠隔地発現装置ということになるのだろうが、どのように複製するための物質を調達したのか(空気中からか?)という疑問は残ることになる。それに動物や人間であれば同じ意識まで複製生物に分有されるのは奇妙な話。(←いやそれは霊魂論的立場であり、細胞の集積が意識を生むという唯物論的観点からは理にかなった考えかもしれない)

以上諸々の内容は十分見応えあったとは言えるが如何せん地味で冗長。1.3倍速でも間延び感があったので。
男同士の陰険な騙し合いというのも見ていて面白いとは言えない。それが大きなネックかもしれない。
視聴後の調査で製作費に対して興行成績が振るわなかった理由もそこら辺なのかもね。

総評3.55の四つ星

詳細評価

物語
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音楽

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