青春映画、0年代
- karigamu さん
- 2017年11月3日 23時55分
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紛れもなく現代を生きているのに、現代についてほとんど知らないので、映画を見て、ああ、現代ってこうなってんのね、と思うことはよくある。
映画は虚構だけど、私より現代に詳しい。現代的な映画を見て面白い!と感じる気持ちには、知らずにいた今の潮流を既に知っている側へのリスペクトと羨望が含まれている。
「気球クラブ、その後」を見た後もそんな気持ちになった。
2006年公開だから、もう公開から10年以上経ってるんですね。
映画の中に感じた現代はもう過去になっているんだろうか。
解散状態だったサークルのリーダーが事故死したのをキッカケに再びメンバーが集まって、そして正式に解散するお話です。
青春群像劇だけど、分かりやすいセンチメンタリズムからは遠い所に立っている映画。
でもこの映画独自のセンチメンタリズムがあると思っている。
解散のときの儀式がいい。ふくらませた熱気球の中にみんなで入って一人一人、携帯のアドレスを削除していく。
なんとなく繋がっていた人達となんとなく疎遠になるのではなく、では今日までとみんなで一斉に終わらせる。そこがいいなと思いました。
この女優さんが出ている映画にハズレなし(と私が勝手に思っている)安藤玉恵さんと江口のりこさんも出ています。
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