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パンズ・ラビリンス (2006)

EL LABERINTO DEL FAUNO/PAN'S LABYRINTH

監督
ギレルモ・デル・トロ
  • みたいムービー 1,255
  • みたログ 5,116

3.84 / 評価:2459件

あえて、言わせてください!

  • movie oyaji さん
  • 2007年10月16日 0時49分
  • 閲覧数 9091
  • 役立ち度 210
    • 総合評価
    • ★★★★★

劇場予告編を観た時のイメージが、本編を劇場で鑑賞したものと違ったりする事は常であります。
予告編は興味を引く場面の切り貼りであり、物語の展開までも無視した構成とされるもの。
それでもこの「パンズ・ラビリンス」は主人公が可愛い少女で、戦時下という舞台ではあるものの、ある試練を乗り越える為に迷宮にむかっていくとされる。そして出てくるクリーチャーにいたってもなかなか興味をそそるチラ見せで、このてのファンタジー色を好むファンにしては触手の動くところ。鑑賞意欲を沸き立たせるものとなっていた。
この点は、予告編の出来栄えが見事であったと拍手を送るものです。

そして、手元に公開前のチラシがあるのですが、
“世界が賞賛した感涙のダーク・ファンタジー、待望の日本公開!!”
美しさとエモーショナル(感情に動かされやすいさま。感情的。)な残忍性に完全に魅了された。この風変わりな大人のおとぎ話は、「オズの魔法使い」以来のベストファンタジーだ。
等々、絶賛のコメントで埋め尽くされています。

もう、これ以上の予備知識などいらないよ、はやく“ラビリンス”に迷い込みたいと・・・・・。

主人公のオフェリアが妖精に導かれ謎の石像にたどりつく序章から息をのむ。
しかし、ここまでだった。
義父となる悪魔のような大尉の出現から作風に異変がみられてきます。
まさに、「ダーク・ファンタジー」と言うものの、落とし穴が待ち受けていたのですよ。
【ファンタジー部門】の妖精や、各クリーチャーは醜いものの、驚くものではありません。
ハリー・ポッターにも出てきた「マンドラゴラの根」なども活躍し、
なかなかの怪物ぶりも出来上がりの良さに楽しくもありました。
【ダーク部門】がいけません。
猟師親子を撲殺するシーンの描写のえげつなさから始まり、とにかく虐殺の限りを尽くすと言っても過言ではなく、血生臭い嘔吐感から逃げられなくなります。
なかでも、捕虜の拷問シーンや、刃物で切りつけるシーンや、その傷を自分で縫う生々しい描写(しかもクローズアップ)には思わず目を覆いたくなります。血、血、血です・・・・・
恐ろしいの一言です。

作り物の怪物たちが、いくら妖精を食いちぎっても観るに耐えられますが、
人間が人間をどうこうするシーンには辟易だよ!本当に気分が悪くなりますよ。

ただね、こう言う内容、描写に何ら抵抗感もなく鑑賞できる方たちもおられるわけです。
その方たちのレビューは絶賛していますね。読んでみても、なるほどとも取れるんですよ。

さて、私が何を言いたいかと申しますと、予告編にも映し出さない、チラシにも書かないものが本編では半分以上占めている。それがダークなものだったので。
騙されたとまでは言わないものの、近いものはありますよ。
PG-12 私の鑑賞した館には、お子さんの姿が無かったことが救いでしたね。

これからは「ダークファンタジー」なる作品はよけて通る事にします。
私がここで何を言おうと、本作の興行に何ら影響を及ぼす事はないだろうから、
あえて言わせてもらえるならば、気持ち悪いシーンが嫌だったり、血を見て気分が悪くなるような方には無理だと思います。それでも観ると言う方は注意して下さいね。

・・・・・・・・・・「お薦めできません」

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • ファンタジー
  • 不気味
  • 恐怖
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