ここから本文です

パンズ・ラビリンス (2006)

EL LABERINTO DEL FAUNO/PAN'S LABYRINTH

監督
ギレルモ・デル・トロ
  • みたいムービー 1,828
  • みたログ 5,565

3.83 / 評価:2559件

観るときっと忘れられなくなる、未知の世界

  • 美南海 さん
  • 2007年10月21日 10時23分
  • 役立ち度 63
    • 総合評価
    • ★★★★★

傑作。観終わって言葉が出なかった。。

戦争、それも内戦を、ファンタジーを交えて描いた作品。

無垢な少女と対比させるように、冷酷非道な残虐さも描かれている。
少しでも映像が安っぽかったり、嘘っぽかったりしたら、
単なるグロテスクな映画と言われかねないぐらいだけれど、
有無を言わせぬ映像美でグイグイ引き込まれていった。

もはやアートの域。
CGも、最近ちょっとやそっとじゃみな驚かないけれど、
こんな風に使ってもらえれば本望だと思う。
アートで、内戦を描いたといえばピカソのゲルニカが有名ですが、
私はボッシュの愉楽の園を思い出した、なぜか。

確かにショッキングなシーンが多くて、
怖いものが苦手な私は、幾度となく体がビクッとしてしまったけれど。
思わず目を覆い、怖くて泣いてしまったけれど、でも。

映画の中に出てきた言葉。
人生はおとぎ話じゃない、、、、残酷だ。でもつらくっても知っておいたほうがいいこともある。

歴史、人間自体にも、目を逸らしたくなるような部分だってある。
できることなら、見ないですませたい、って思う気持ちもわかりますが。。。
極端なまでに冷酷な悪と対比させることによって、
信念のために戦う強さ、兄弟愛、新しく生まれてくる生命への慈しみ、
人間の持つ純粋さなども際立っていたと思う。

そして、ラストが残酷だ、、と感じる人は、やはりこの映画を好きにはなれないのかもしれない。
私は、希望も感じることができる、美しい結末だと思いました。

でも、確かに、映画に心地良い感情しか求めていないひとにはちょっとキツイ作品なのかも。

旅行に例えると、
ハワイや温泉旅行しか好きじゃないひとにはおすすめできないかんじ。
言葉が通じなくても、尋常じゃなく暑くっても、
ちょっとくらい大変な目にあっても、それでも○○へ行ってみたい!
って思える、本当の旅行好きならぬ、
映画好きのかたにはぜひお薦めしたい作品です。

私は昨日、何かに吸い寄せられるように、この映画を観に行きました。
映画開始の15分前に思い立って、
10分前に家を出て、タクシー飛ばして。
予告にぎりぎり間に合って、、こんなこと今までしたことなかったから不思議な感じ。
なぜ、そんなに突然観に行きたくなったのか自分でもよくわからないけれど、
でも、映画館で観てよかった!!

パンズ・ラビリンスは、映画館で観ないと良さが半減してしまうと思います。
頭で考えるんじゃなくて、感じないと解らない作品。

私はホラーやスプラッタが唯一苦手なジャンルだし、
ファンタジーはあまり好きではないほうですが、
この作品は掛け値なしに素晴らしいと思う。
思わず、例外で観てすぐ、お気に入り登録しちゃいました。

私もハワイや温泉も大好きですが、一生忘れられない旅行先にはなり難い。
今まで未踏の世界へ行ってみたいなら、、、ぜひ観てみてください、映画館で!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • ファンタジー
  • スペクタクル
  • ゴージャス
  • 不思議
  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 知的
  • 絶望的
  • 切ない
  • セクシー
  • かわいい
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ