評価者が猿
- hid***** さん
- 2017年11月4日 7時36分
- 閲覧数 1557
- 役立ち度 1
- 総合評価
この版での評価者ではないのであしからず。
これを見た大抵の人は、ラストの小西さんの
無音の叫び、に意味を見出だすと思う。
自身も様々な意味を考察しました。
で、映画 叫 ラスト 小西 意味 などを
検索すると、色んな人の考察ブログが出てくると思う。上位に来ている人の、さも、
知ったか、な映画一杯知ってます、みたいな
内容と解釈には読んでてうんざりした。
知っている人は勿論知っているだろうが、
ラストシーンの手前には、アナザーエンディング、というか、カットされたシーンがある。
役所広司は
「俺は人を殺した、一人はこの手で、一人は見殺しに」と警察官に告白し、逮捕されようとする。
所が遠くにある風力発電機の方へ目をやると、草むらの中に小西真奈美の姿が…。
思わず駆け寄る役所。
ここで、小西は悲しみの叫びの表情を浮かべる。それを凝視する役所。
だが彼は何もできない。
(約3分~4分)
黒沢清監督のインタビューによると、
このシーンの意図は、
役所は一つのけじめとして逮捕されることを選択するが、再び現れた小西に対し、何もしない、することができない、ということなのですが、
撮影したものの、観客にはうまく伝わらないと考え直し、編集時に切ったそうです。
小西さんの最後の表情は生かせたのでこれでいいと思う、とのことです
結局の所、知ったかブロガーが猿うんちく
を語っても、全てはラストのシーン、
カットのシーンを含めれば更に解釈しやすいと思いますが。
自身は、小西はやはり許していた、愛していたが為に存在も、殺した事も忘れ、
逮捕などと望まぬ選択をせず、
生きてほしい、と、その叫びだと思うのですがね。
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