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スターフィッシュホテル (2005)

監督
ジョン・ウィリアムズ
  • みたいムービー 81
  • みたログ 66

3.61 / 評価:23件

投げっ放しな作品

  • cha***** さん
  • 2007年5月22日 12時45分
  • 閲覧数 277
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

物語にメッセージを入れる作品もあれば感覚に訴えかける作品もある。
この作品は間違いなく後者。

出てくる登場人物たちは心に「闇」を持っている。
元々人間の心にはそういうものがあるんだろうけど。
でもその闇の膨らみを描いたのが本作でしょうかね。
明るいシーンは全く言っていいほど無く、
ほんの微かな光で照らしながら物語が進んでいく。
その進む速度は速くも無く遅くも無く。

あらすじにもある通り有須の奥さんが失踪したことで物語が始まる。
その後有須はひょんなことからで出会った
ウサギの着ぐるみを着た男に翻弄される。
彼を追いかけ追いかけ真実にたどり着いていく様は
実はそこに真実は無く、ますます闇に踏み込んでいくことになっている。
追いかけても追いかけても追いつかないような・・・
自分の影を追いかけてる気分。

劇中の作家黒田のファンである有須は本の世界と現実が
合わさってしまってるんだろうな。
黒田がシーンの合間合間にパソコンに向かって語るシーンがある。
そこで語られていることがすべて。
解釈は読んでいる人次第。
人間って何か結論づけないと落ち着かないところがある。
しかしその結論は果たして自分で本当に出しているのか?
実は算数のように予め答えが用意されてるものではないのか?
そんな気持ち悪さがこの映画からは伝わってきました。

主演の佐藤浩市も迷える住人としていい芝居をしてましたが、
オレはそれ以上に愛人役のKiKiの艶っぽい演技と
ウサギ男役の柄本明の泥臭い芝居が印象に残りました。
柄本明ってなんでこんな狂気めいた役が似合うんでしょうね。

映像は物語にマッチしていて、ほの暗い作り方にこだわりを感じました。
ただラストの方は間延びしすぎじゃないかなぁ。
最後実は観ていてどうでもよくなっていたけど、
オチのシーンはインパクト強かったです。
トータルするとオレは好みな映画でした。

後味の悪い話が好きな人は是非どうぞ。
しっかりしたエンディングを求める人には薦めれないなぁ・・これは。
観ている人の解釈次第という投げやりな作品なので。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ファンタジー
  • 不思議
  • 不気味
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