ここから本文です

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (2007)

HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX

監督
デヴィッド・イェーツ
  • みたいムービー 1,119
  • みたログ 7,821

3.58 / 評価:2368件

5作目にして既に【歴史】を感じる超大作に

  • opacha_kopa_minikopa さん
  • 2007年7月13日 11時04分
  • 役立ち度 68
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画界を超えて、現在の映像界と音響界での最高峰の技術が詰め込まれた作品と言えるでしょう。
何から書いていいのか分からないくらい、とめどもなくスケールがデカい。

まずニューフェイスのお2人から。
ベテラン、新人の2人の女優が今作に新たなエッセンスを注ぎ込んでくれ
さらには初登場とは思えないマッチングで物語の核を担っている。
これこそ「ハリー・ポッター」ならではの強みだと思う。

イメルダ・スタウントンは強烈な嫌味新任教師アンブリッジを完璧に演じている。
トレードマークは<ピンク>と<猫>。カメオの柄も猫なら
部屋の壁もカーテンもクッションもインテリアはすべてピンク、衣装もメイクもネイルもピンク
それが嫌味さを倍増して絶妙にマッチしていた。

ルーナ役のイヴァナ・リンチも初登場だけでなく、これが映画初&俳優初とは思えない演技で
すんなりと作品に溶け込んでいる。
さすが15000人から選ばれた逸材。
独特の高い声がキャラクターを決定づけ印象に残る。

この2人に関してはとにかく大人気シリーズ5作目からにして、すんなり入ってすっかり馴染んでいるところがお見事♪

それに比べると、ハリーのロマンスのお相手・チョウは恋の相手という役なのに、
登場も中途半端で可哀想な役回りで気の毒だった。



ダニエル・ラドクリフの多感な思春期の実年齢と、ハリーの大人へ指しかかった子どもという今作の役柄。
この微妙な年頃を、「孤独と裏腹な状況ゆえの今までにない言動」で表現していくのが巧み。

「人間は善と悪だけではない、両面持ち合わせている」ことに気づかされていくハリー、
「かけがえのない仲間、友情」をハリー、そしてダンブルドア軍団が改めて感じて
結束を強めていくストーリーは見応え十分。

ハリーの【かたくなさ】【一途さ】が前面に出ている今作、
ラドクリフは今回は演じるのが本当に大変だっただろうし、彼でさえ困難を極めただろう。
もちろん見事に演じきり、ハリーの成長、大人への揺れる心を丁寧に表現している。


とにかく、みんな大人っぽくなって!!!!!
日本人と違ってヨーロッパ人の10代は特に急速に大人っぽくなるから
役柄年齢と違和感あるくらい大人びましたねー皆さん。
とても14,15歳には見えないほどでした。

登場人物が皆変わって(歳を重ねて)しまって
それは子ども達だけでなくて、あのいじわるなバーノンおじさんも変わったなーと思われ
第1作から変わっていないのは、もはや白フクロウのヘドウィグだけかしらん?

そんななか、前半、「ハグリッドがいないと、ハリポタじゃないよー」と思ったのもつかの間
ハグリッドの圧倒的存在感と登場してからの安心感は一番「ハリー・ポッター」らしさを感じるシーンでもあった。

シリーズものは数あれど、作品と共に登場人物がリアルタイムで成長している今作は
『今を逃したら2度とつくれない』映画史に残る傑作シリーズでしょう。

シリーズごとの繋がり、新展開、新キャラ、不動のキャラが、複雑に練りこまれて脚本に厚みを感じる。

ハリーの夢のシーンはテレビ的な編集で、スパイスが効いているなど特徴も出ていた。
監督がテレビ出身の方というのもうなづけた。

「すべてを失う」のセリフは、次回作への伏線?と思えるようなここぞ!というタイミングで出てきますね。

中身が濃すぎて、とりとめのないレビューになってしまいました。
長くなってしまい最後まで読んで下さった方ありがとうございました。
重厚感があるのでぜひぜひ♪劇場で堪能されることをおススメします。


大好きな第1作からは、かなり違うトーンのものになってきた印象はあるが(シリアス度がかなり↑↑↑)
壮大な物語は結末までしっかり見届けていきたいと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ファンタジー
  • スペクタクル
  • ゴージャス
  • 勇敢
  • 知的
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ