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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (2007)

HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX

監督
デヴィッド・イェーツ
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3.57 / 評価:2313件

解説

世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズを映画化し、メガヒットを飛ばした映画版シリーズ第5弾。おなじみの主人公ハリー・ポッターとその仲間たちが邪悪なヴォルデモート卿相手に、秘密同盟の“不死鳥の騎士団”と協力して戦う姿を描く。今回監督を務めるのは、英国テレビ界出身のデヴィッド・イェーツ。これまでになく激しい魔法戦を、より肉体的にも精神的にも成長したハリーらが戦い抜く姿に圧倒される。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ホグワーツ魔法魔術学校の5年生になったハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、最近、ヴォルデモート卿のうわさを聞かないことに気付く。そんな折、魔法省は学校にお目付役として新しく防衛術を教える教師を送り込む。その授業を不満に思ったハリーは親友のハーマイオニー(エマ・ワトソン)らと“ダンブルドア軍団”を結成する。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2007 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R.
(C)2007 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R.

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」大人の領域に足を踏み入れたハリーの葛藤に迫る

 クリス・コロンバス(1、2作)のゆるめの演出が、楽しかったと懐かしくなるほど、第5作「不死鳥の騎士団」はハードでダークな作品になった。毎回、ハリーの成長を追い続けてきたシリーズだが、明らかにこの回がターニング・ポイント。子供時代の楽しい日々は終わりを告げ、ヴォルデモートとの最終戦に向けて、ハリーは大人の領域に足を踏み入れる。復活したヴォルデモートへの恐怖を人一倍感じ、悪夢に悩まされているハリーは、自分の苦しみを分かってくれない大人たちに対して怒りと苛立ちを抑えられない。今までの我慢強い優等生から感情的で猜疑心の強いハリーへの変化。その葛藤に深く迫って内面の描写に徹しているのが今回の特徴だ。

 ダニエル・ラドクリフも演出の要望に応えて男っぽく一歩前進。ハリーの新しい局面という意味では成功しているが、その代わり、魔法がもたらすワクワク・ウキウキした空気も消えて、真面目で地味な仕上がりになった。その真面目さ故か、大切な人との別れの辛さを克服し、自分を愛してくれる味方や友だちの存在を再確認するというエモーショナルなポイントも、やや盛り上がりに欠けたのが惜しい。もうちょい、泣かせてくれても良かったのでは。(森山京子)

映画.com(外部リンク)

2007年7月12日 更新

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