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クィーン (2006)

THE QUEEN

監督
スティーヴン・フリアーズ
  • みたいムービー 838
  • みたログ 2,175

3.83 / 評価:540件

正に、逸品中の逸品

  • tokyo_sy*** さん
  • 2021年6月15日 16時10分
  • 閲覧数 165
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

レビュー1914作品目。WOWOWプライムにて視聴。
アニメ特撮ゲームSFゾンビそしてゴジラ愛の、還暦主婦です。

元々、海外の歴史物には興味が薄いモノの、先日見た「ヴィクトリア女王最後の秘密」と「ふたりの女王」の英国歴史物女王二作品余りの素晴らしさに、同じ「英国王室」で本作品も録画・視聴。

いや英国王室、豪華絢爛の極み。

日本文化の「ワビさび」「静と調和」「黒と灰色と木目」の究極の美しさとは対照に。
大理石にビロード、刺繍に宝玉、まさに色彩の洪水。

心からの賞賛をしつつも「全部、昔にインド等から分捕ったり、海賊行為でゲットした物じゃないか」と、暗い心も。

さて、それらを凌駕する「現役女王の家庭内不和、人間的悩み」を赤裸々に表現した本作品。
いやあもう、ああた。
現役女王ですよ。ヴィクトリア女王だの、ジェームズ一世だの、メアリ女王だのではなく、今、この瞬間も女王の方の。

いやあ日本じゃ考えられない。
でも、羨ましくは無い。

天皇陛下や皇后陛下のそっくりサン俳優が出て来て、
「今回の首相は、何やらパッとしない外見ね」なんて台詞は
聞きたくないですよお。

さて、本作品は「ダイアナ妃の恋人との逃避行中の交通事故死」に際してのドタバタ顛末記映画。
あれ程に人気のあったダイアナ妃の事故死に際し、
面と向かって(視聴者に向かって)ダイアナ妃批判の台詞を言う。

元ダイアナ妃の夫であり、結婚時から不倫三昧であったチャールズ皇太子(皇帝では無く、王制度なのに皇太子とは不思議)が、ダイアナ妃の擁護キャラ枠であるにも関わらず、凄まじいまでの小物感。

余程、制作陣は皇太子の事がお嫌いの様で。

が、終わってみると。
一人の、富と権力を持ちつつも自由な行動と思想が許されない、老婦人の人生を憂う心が残るのみ。
凄まじく絶妙な匙加減。

広大な富(女王の個人資産は凄いですからね)と名誉が有るのに、
そこに居るのは、出来の悪い息子に悩みつつも「嫁よりも息子が可愛い」かつ「孫はやはり大切」そして究極の公務員としての矜持とプライドと重圧に、心からの同情と共感を感じずにはいられない。

いやあ、本当に良く出来た映画ですよ。

天元突破で満点です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 知的
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