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インヴィンシブル 栄光へのタッチダウン (2006)

INVINCIBLE

監督
エリクソン・コア
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3.79 / 評価:80件

俺たちが愛するチーム

  • ボブ山川 さん
  • 2010年4月27日 13時19分
  • 閲覧数 184
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

CATVで放送していたものを録画して字幕版で見ました。

この映画にはかつての名門、しかし今は弱小のNFLチーム、イーグルスが出てきます。

私が住む富山には地域プロスポーツチームが三つあります。
bjリーグの富山グラウジーズ、野球の独立リーグBCリーグの富山サンダーバーズ、
サッカーJリーグ2部のカターレ富山。

チームを愛し、スポーツを楽しむことがごく自然なことで、
それがしっかりと根付いている様子がとてもうらやましく感じられました。

イーグルスはとことん地元の人たちに愛されています。
ファンたちは、ぼろ負け続きの最下位で罵声を浴びせながらも、
チームを応援することを心の支えにして、
不況や失業の苦しさの中で元気を与えられています。

どうしても勝たなければならない試合の前、
監督が選手たちにかけた言葉。
「自分たちではなく、町のために戦え。苦しむ人々のために。
君たちが唯一の希望だ。希望を与えよう。」
そんな言葉で選手たちを鼓舞しました。
その言葉にチームと町の人たちの関係が凝縮されています。
鳥肌が立ちました。

NFLと地域プロスポーツでは次元があまりに違いますが、
地元の人たちに心底愛されるイーグルスがうらやましく、
富山とチームの関係がそんな風になってくれたら、と
重ねながら見ました。

主人公は熱狂的なイーグルスのファンでしたが、フットボールは高校までの素人。
それが仲間たちの勧めもあり、公開入団テスト試験を潜り抜け、
見事NFLの選手に上り詰めました。

開幕までは公開テスト、キャンプなど毎日がサドンデスの戦い。
ピリピリした毎日にはしびれます。

まあ結果的にはシンデレラストーリーになってしまうけれど、
そのシンデレラストーリーに、仲間たちも勇気をもらい、
お互いに支えあっている姿にジーンときました。


新しくやってきた監督、そしてそれを支える奥さんの姿にも、
地元のプロスポーツチームの監督たちの苦労や、
勝負に対する執念が重なり、心を揺さぶられました。

他にも心が熱くなるシーンがたくさんありましたが、
シーズン初勝利の試合で、主人公のプレーをバーの片隅で見守る父親に、
勝った瞬間バーテンダーが「あんたの息子だよ。」と声をかけるシーンに目頭が熱くなりました。

フットボールのルールはよく知らないので、
映画の中で出てきたであろう、勝負のあやなどは
ピンときていないんでしょうけれど、
心が熱くなる映画でした。



ほんの些細なシーンですが、
主人公が奥さんに逃げられ、勤めているバーへ来た時、
客の一人が腹いせに、主人公に「奥さんに逃げられて・・・」というような言葉を吐いた。
主人公は客に奉仕する店の人間だが、その客に「言いたいことがあるならはっきり言え。」と毅然とした態度。
店主もその客に「今日は帰れ。今すぐにだ。」と同じく毅然とした態度。

昨今の日本では、お金を払う客が偉い。
店員には何をしても、言っても構わない。
店側も客の言うことを聞かなければならない。
というようなシーンによく出くわす。

人間としての尊厳を守るため、毅然とした態度を取る。
至極当たり前のことだが、
このささいなシーンが印象意残った。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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