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主人公は僕だった (2006)

STRANGER THAN FICTION

監督
マーク・フォースター
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3.46 / 評価:557件

解説

もうすぐ自分の人生が終わってしまうと知った男が、死を阻止するために奔走するファンタジードラマ。監督は『ネバーランド』の名匠マーク・フォースター。自分の人生が有名作家の小説の中で進行していると気づく主人公の男ハロルド・クリックを『プロデューサーズ』のウィル・フェレルが、彼の人生を執筆する作家を『いつか晴れた日に』のエマ・トンプソンが演じる。ファンタスティックで奇抜な設定と、心温まるラストは必見。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

毎朝同じ時間に目覚め、同じ回数だけ歯を磨き、同じ歩数でバス停まで歩き、毎晩同じ時間に眠る会計検査官のハロルド・クリック(ウィル・フェレル)。そんな几帳面すぎる毎日が続くある日、彼の行動を正確に描写する女性の声が彼の耳に聞こえてくる。その声の主は人気悲劇作家のカレン・アイフル(エマ・トンプソン)だった。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2006 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
(C) 2006 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

「主人公は僕だった」B・キートンやP・セラーズのようなウィル・フェレルの演技にうなる

 ある男の人生が、結末で必ず主人公を“殺してしまう”悲劇作家のイマジネーション、つまり執筆中の物語に左右されるというザック・ヘルムによるひねりの利いたプロットは、チャーリー・カウフマンの脚本や「トゥルーマン・ショー」のようで、まさに“小説よりも奇なり”な展開になる。危うく悲劇的結末になるところをハッピーエンドに変える、ロマンティックでマジカルな話術がおもしろい。

 “神の声”として幻聴のように響くナレーションが、視覚的に展開される映像と“ミスマッチ”(嘘)を繰り返し、それが笑いのタネとなるのだ。マーク・フォースター監督らしい実にユニークで、知的なコメディだ。

 国税庁の会計監査員であり、歯磨きの回数まで毎日決まっているようなパンクチュアルで電算機のような主人公の人生を好転させるのが、アナーキスト風に生きるクッキー屋のマギー・ギレンホールとの出会い、すなわち“異化作用”である点が秀逸なのだ。焼きたてのクッキーが主人公の“死の匂い”を払拭する。新たな冒険がハッピーエンドの引き金になるわけだ。バスター・キートンやピーター・セラーズのように無表情を押し通す仏頂面なウィル・フェレルの演技にうなった。(佐藤睦雄)

映画.com(外部リンク)

2007年5月17日 更新

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