ここから本文です

ロッキー・ザ・ファイナル (2006)

ROCKY BALBOA

監督
シルヴェスター・スタローン
  • みたいムービー 549
  • みたログ 3,023

4.22 / 評価:1747件

解説

シルヴェスター・スタローンを無名の俳優から一躍スターダムに押し上げた『ロッキー』のシリーズの第6弾。第1作目から30年の時を経て、シリーズ完結編となる本作では、夢を追い続け再びプロボクサーのライセンスを取得するために奮起し、無謀ともいえる試合に身を投じるロッキーの姿を感動的に描く。ロッキー最後の対戦相手役、現役世界王者アントニオ・ターヴァーとの白熱のリングファイトに胸が熱くなる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ボクシング界から引退したロッキー(シルヴェスター・スタローン)は、かつての栄光の面影はなく、小さなイタリアンレストランを経営して生計を立てていた。他界した愛妻エイドリアンとの思い出にすがって生きているロッキーは、己の心の喪失感を埋めるかのように、再びプロボクサーのライセンスを取得するために立ち上がるのだが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2006 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc.,Columbia Pictures Industries Inc.,and Revolution Studios Distribution Company, LLC.
(C) 2006 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc.,Columbia Pictures Industries Inc.,and Revolution Studios Distribution Company, LLC.

「ロッキー・ザ・ファイナル」ロッキーの“重いパンチ”に胸打たれる

 まさか齢六十のシルベスター・スタローンがリングに上がるとは。ましてや相手は現役の世界王者という設定なんてありえない。あなたが「ロッキー」のファンならば、間違いなくこうした“嫌な予感”を抱いているはずだ。しかし心配は無用。なぜならこれは、仮にロッキー・バルボアがリングに上がらなくても成立するストーリーだからだ。いや、正確には“リングに上がるまで”を描けばOK。つまり現役チャンプ相手の勝敗など、ここでの彼にとってはたいした問題ではないのだ。

 ロッキーはいかにも覇気のない熟年男として登場し、情けないほど惨めな姿をさらす。序盤早々に愛妻エイドリアンがガンで他界していることが告げられる陰鬱な墓参りのシーン。続いて義兄ポーリーを伴いフィラデルフィアをさまようロッキーが訪ねるのは、エイドリアンとの思い出の場所。今はサラ地となったスケート場跡地を指さし、第1作での懐かしのデート・シーンを回想する。もはやロッキーは記憶の世界に住むゾンビのようだ。

 そんな年老いた男が胸の奥で燻っていた闘志を煮えたぎらせ、誰も賛同してくれないリング復帰を決意する。ビル・コンティのおなじみの勇壮なテーマ曲。生卵の一気飲み。フィラデルフィア美術館広場でのガッツポーズ。これは時空を超えたファンタジーなのか、と一瞬目眩を覚えるが、ただ完全燃焼したいだけなのだというロッキーの悟りの境地に気づかされ、不意に涙腺が緩む。あなたが「ロッキー」のファンであればあるほど、彼自慢の“重いパンチ”に胸打たれずにいられないだろう。まさに墓場から始まるこの映画は、ロッキーの奇跡の生還を感動的に描いてみせたのだ。(高橋諭治)

映画.com(外部リンク)

2007年4月20日 更新

本文はここま>
でです このページの先頭へ