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約束の旅路 (2005)

VA, VIS ET DEVIENS/GO, SEE, AND BECOME/LIVE AND BECOME

監督
ラデュ・ミヘイレアニュ
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4.26 / 評価:81件

辺境に生きることの激しさ切なさ

  • oga******** さん
  • 2007年5月29日 14時58分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

少年の旅立ち、苦難、それの克服と帰郷。筋は、大河ドラマの王道と言っていいでしょう。この映画の大きな意味は、世界の辺境にあることの困難さであると思います。食料もなく、医療も不充分な難民キャンプから、異国へと脱出することになる少年にとって、民族的にも宗教的にも、そして、血縁的にも疎外された状況を生きなければなりません。こういう設定であるからこそ、「個」の輪郭を明瞭に描け、はっきりした、深いドラマが可能になったと思います。平和で保守的で、宗教に無関心な日本にいる私にとって、自分のほうが、むしろ、世界の辺境にいるのではないか、と感じざるを得ません。日本に生きている限り、ユダヤ教やキリスト教イスラム教とは、直接的に影響を受けることはめったにありませんが、その分、世界が持っている、直面している痛みから、疎外されているのではないか、と考えてしまいました。そういう意味で、私にとっては、深くメッセージが届いた作品でした。

詳細評価

物語
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演出
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イメージワード

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