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約束の旅路 (2005)

VA, VIS ET DEVIENS/GO, SEE, AND BECOME/LIVE AND BECOME

監督
ラデュ・ミヘイレアニュ
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4.26 / 評価:81件

ただ生きるために

  • milneko913 さん
  • 2012年5月7日 13時52分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

エチオピア難民の少年は母の願いを胸に秘め、ユダヤ人としてイスラエルで生きる事をえらばなくてはいけなかった。

母親ならば、子供の無事を祈るのが当たり前である。生きることが第一の望みなのだから。
それが合法かどうかなど、1番の優先順位ではない。
人が生きる為に法など、何の意味も無い。極限の状況下では命があることが第一なのだから。

しかし、安全な場ではそうはいかないのだ。
法がひたひたと忍び寄り、シュロモの心に暗い影を落とす。
ばれたら強制送還。それで生きていけるのか?
食事もままならない難民生活に戻ることも恐怖だが、命がなくなるのも恐怖だ。

でも、本当に不安なのは母と二度と会うことが出来なくなること。
何としても再び母に逢いたい。
そのためにシュロモが選んだ道が新しい旅路へと運んでくれる。

少年が大人になっても、難民キャンプはそのまま存在している。
母親が存命かどうかも確かめるすべは無い。でも、母との再会を信じて生きるシュロモは迷いながらも、自分の道を探し、辿っていく。

ただ、生きるために嘘をつくこと自体、罪はないと思う。
生き物は全て、生き抜く為に存在するからだ。
これが利己的な目的であれば別なのだが・・・。

だから、シュロモは自分の正体がばれてしまうことよりも、母との約束が守れないことが一番の恐怖であったのだと思う。

ただ生きるという生き物の権利が脅かされている地域がいまも多数存在する。
一日も早く、無くなることを祈りたい。

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物語
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