pag********
4.0点
この映画に描かれた在日朝鮮人たちの心情をすべて理解できるわけではないが,日本人の思い込みを解くのには十分だと思った。戦争で死んでいった人々のおかげで今があるのではなく,たくさんの有為な人材を失った結果が今なのだ。暴力シーンが多いがヤクザ映画のような陰惨さがなく,むしろ元気を与えてくれる。芸能界の胡散臭さが端的に表されているのも面白かった。撮り方は古典的。ただ,おそらく予算の足りないなかでの特撮はショボいだけであり,他の方法を考えてほしかった。脚本もやや粗い。 ※LOVE&PEACE という副題は内容にそぐわない。使うべき語は 「いのち」「生命」 だろう。
閲覧数699