あらすじ・解説
南アフリカ、ヨハネスブルクのスラム街に暮らすツォツィ(プレスリー・チュウェンヤガエー)は、仲間とつるんで窃盗やカージャックを繰り返していた。ある日、高級住宅街にやってきた彼は車を運転していた女性を撃って逃走。やがて、強奪した車の後部座席に生後間もない赤ん坊がいることに気づいたツォツィは、赤ん坊を紙袋に入れて自分の部屋に連れ帰るが……。
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作品レビュー(170件)
- エル・オレンス
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kak********
2.0点
南アフリカとイギリスの合作映画でアフリカの貧困世界が背景になっている作品。監督は、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」を手掛けたギャヴィン・フッド。アカデミー賞外国語映画賞を受賞したが、なぜ?という疑問が残る。 物語は、題名にもなっているツォツィ(アフリカ語で不良=チンピラ)が主人公。アフリカの貧民街で生れたばかりでなく、親の愛情もまともに受けられないで育った結果は不良仲間の中で生きていく道しか選択手がなかった。 しかし、本作品は不良更生を描いたものではない。むしろ感動すべきは犯罪の被害者側が示した寛容な心で有り、許すという単純な行為がいかに勇気を伴い世界を変える可能性が大きいかがテーマになっている。 こうしたテーマの舞台は貧しい生活者がいる所だけではない。一見何の問題もないように思える現代社会でも”不良”は存在し、”イジメ”から”犯罪”へエスカレートしかねない。その解決策の一助になれば意義は大きいと思われる。 実際は、もっとドロドロしたドラマが展開するはずが、映画という時間枠の中で美しい感動的なドラマとして世に出た作品だが、表面だけでなく、我身に照らし合わせて見るべき作品で、考えさせられる事が多かった。
- sou********
4.0点
音楽がめちゃくちゃ良い!コレは掘り出しものだった。ここは最初に絶賛させてくれ! 配役では、赤ちゃんが撮影頑張ったなぁ…と思う。どう見ても撮影環境は過酷だ。汚いし、オムツは新聞紙だし、蟻まみれだし…、紙袋に入れられるし…。 お疲れ様でした。キミの映画デビューは遠い東洋で癒しとなりました。ありがとう。 さて、ストーリーだ… 南アフリカの男版「八日目の蝉」っぽい。 所詮は、街の悪党がやらかした誘拐という大罪。擁護する余地はないのだけども…。 社会が生み出した悪と言えなくもない部分もあり…。教育と就業というのは両輪だよなぁ、と考えさせられる。 ストリートチルドレンから成人したツォツィは、職も無く盗みなどで生計を立てていたと思わせる表現がある。実際には、映画の中ではいきなり殺人強盗となるのだが…仲間の言動から察すると殺しは初めてか? なんにせよ、悪党は悪党ながら、殺しまでは…って感じだったのだが、成り行きで殺人して転落していく。 ヤケクソで強盗した車に乳児が乗っていて、そこから成り行き誘拐。 乳児の世話をしていたら、人としての感情が戻っていく…。 正直「八日目の蝉」と比較するのは大部分が違うのだけど、乳児との触れ合いがなんとも堪らない。ここが「八日目の蝉」っぽい。 同時に思ったのは、子を持つだけで女性は母親になれるのだろうが、男は子を持っただけでは父親になれないのかもなぁ…と。もちろん、血縁の話ではなく役割として。 こんな映画を観ると、両親に感謝、社会に感謝、教育に仕事に感謝を覚える。 当たり前はありがたい。それを教えてくれるだけでも評価は高い。社会道徳の授業にどうぞ。
- つとみ
4.0点
ネタバレ人に「与えられる」という強さ
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ca2********
5.0点
ネタバレ勉強になる
このレビューにはネタバレが含まれています。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
アカデミー賞第78回