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劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ

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2.0

例年より物語性が薄いです

「ミュウツーの逆襲」から10年間、毎年ポケモン映画を欠かさずスクリーンで見てきました。 子供向け、と言われがちなシリーズですが、それでも毎年、クオリティの高い映像、ワクワク感、また、ほろっとするような描写など、本当にとてもレベルが高いので、私は「ポケモン」映画シリーズは自信を持って大人にもお勧めできる映画シリーズだと思っています。 しかし、今年の作品は初めの30分ほどでストーリーが全て見えてしまったので、ほとんど感情移入することができず、少し冷めた目で見たまま2時間が終わってしまいました。 ディアルガ、パルキア、ダークライという、いわゆる「話題性のある」ポケモンを3体も同時に全面的に押し出そうとしすぎたことによって、かえってお互いのよさを殺しあってしまっていたような気がします。 ゲストキャラクター達も、キャラクターとしてはいい味を持っていそうな面々ばかりだったのに、結局そのキャラの全容が見えないままで終わってしまったので、とても勿体無いなと思いました。 サトシの活躍が少なかったり、肝心なところが全て説明口調だったり、序盤さまざまなポケモンを見せようとしすぎて(おそらくダイヤモンド・パール1作目であるからだと思うのですが)そこに時間を割きすぎたりしたのがその物語性の薄さに繋がってしまったのではないかな、と、素人目ではありますが思っています。 過去のポケモン映画の中には、「何を、どこを見せたいのか」がはっきりしていて、しかもその時のメインのポケモンを本気で応援したくなるくらいにポケモンの「心」が丁寧に描かれていた作品もたくさんあったので、来年以降は、そのようにまた変わってくれるよう願っています。 「とりあえず伝説のポケモンを出してみた」というようなポケモン映画は、観ていてかなり興ざめしてしまうので。 と、否定的な意見ばかり述べてしまいましたが、映像(特にCG)は、今年のものが過去10年間の中で一番良かったと思います。 画面構成なども臨場感溢れるもので、やっぱりとても素晴らしいです。 音楽も、一番とまではいかないまでも、迫力のある、映像に合ったものが多かったと思います。 来年に期待します。

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