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アドレナリン
2007年7月7日公開

アドレナリン

CRANK

942007年7月7日公開

pak********

2.0

ネタバレ遊びとおふざけの境界線

遊び心満載というとちょっと違うかもしれない。おふざけというには熱心過ぎる。その境界線にある映画なのだろう。ハリウッド映画の退屈さに飽き飽きした面々が、こういう映画なら面白いんじゃないかと思って作ったような気もするが、場面進行やらに工夫を凝らして、スピーディで意表をつく展開を心がけてはいても、観客を乗せるというレベルにはいっていない。カテゴリーも微妙で、もとより、カテゴリーなど感じさせないくらい面白ければいいのだが、これはコメディじゃないよな、いやコメディでしょ、じゃあ、アクションなの?みたいなことを考えてしまう時点で、作品として、どっちつかずになりかけてる。J ・ステイサムにしては、擬斗がほぼなく(そういう契約なのかと思うくらい)、拳銃アクションやカーチェイスは相応に出てくるが、スタントやCG使ったシーンが手に取るように分かるので、ちょっと興ざめ。売り出し中だった彼の代理人が脚本にどの程度の難癖をつけたか想像できる。時折入る下ネタのギャグはアメリカっぽくて下品そのもの、せめて「裸のガンを持つ男」程度のセンスは欲しかった。つまり、なんだか笑えない。タランティーノあたりから始まった「血糊大量大盤振る舞い、殺し方はそれなりにいろいろ考えてみましたが…」という殺人シーンも当然のごとくにたくさん出てくるが、たいしたインパクトはない。路上でのセックスシーンを眺めるアジア人の観光客の団体が出てきたり、アイロニーっぽいシーンも要するに意味不明。いわゆる有色人種の登場シーンが多いのは、他民族国家の白色人種が撮ったんだなと素直に思う。こう書いてみると、どうしようもないダメ映画なのだが、とくに正統派アクションを期待する人は、きっと怒ってしまうだろうなー。あと、助言として、「トランスポーター」みたいなものを期待して、彼女とふたりで観ることだけは、たとえヒマつぶしでも、止めたほうがいいと思う。

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