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デイズ・オブ・グローリー (2006)

INDIGENES/DAYS OF GLORY

監督
ラシッド・ブシャール
  • みたいムービー 22
  • みたログ 144

3.75 / 評価:37件

追い求めたもの

  • wou***** さん
  • 2010年4月9日 18時59分
  • 閲覧数 410
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

自分の中では素晴らしい映画です。

過去の問題に目を向けた(しかもその問題はつい最近まで続いていた)作品で、世の中に訴えかけた映画で、これは現代の人種差別についても考えさせられる映画だな、と思いました。

自分は、自由のために戦い、最後一人だけ生き残った兵士に一番共感できました。
もちろん、戦争によって奴隷として見られなくなった青年や、恋人を最後まで思った兵士、弟を失い絶望した兵士、上層部との連絡役としてゴマをすることもあるけど、本当は部下思いな軍曹、他の4人も本当に好きです。

主役の5人の兵士達は、それぞれ個性的で、それぞれに思いがあって共感できました。しかし、自分は最後の生き残った兵士の「平等」を求めた思いにとても共感できました。

中盤のシーンなどでこの兵士が訴え続けているもの。
言葉で訴えるときもありますが、この兵士の自由を訴えるときの表情が自分はとても共感できました。白人の仲間は昇進したときのこの兵士の表情見るとその不公平さに対するくやしさが痛いほど分かります・・・。

後半のシーン。
彼の「平等」への固執で無謀な任務を全うし、皮肉にも自分以外の仲間は全員戦死してしまいました。仲間の一人一人が死んでいった・・・その仲間の犠牲に報いるためにも、彼は自分の上官である大佐にこの任務を全うした自分達が正当な扱いを受けるべく抗議をしようとします。
しかし、大佐は知らぬ顔で通り過ぎ、兵士は何も得るものもなく、ただ戦友を失って新たな部隊につかされます。

60年後の現世。その兵士は、自分が戦い、戦友が死んだ町に戻ってきます。
そこにはそのときに戦った戦死者の墓があります。彼はかつて一緒に戦った戦友の墓を一つ一つ見て・・・。

彼はそこで、自分の追い続けた「平等」により、仲間が死んでしまったことを後悔しているのでしょうね・・・きっと。
自分があそこで退却していれば・・・。
彼らにもそれぞれの人生があったはずなのに・・・。

彼の追い求めたものは正しかったのに、残酷な結果に終わったあの戦争。

最後のラストは本当にやりきれなさ、切なさを感じました・・・。

この映画でフランス政府が動いてくれたのは本当に良いことです。



余談ですが、同じくこの映画を見た友人の感想は「なんかプライベートライアンに似てる。街で少数で戦うところとかまんまパクリじゃん・・・。」というものでした。

確かに似てるけど・・・戦っている信念とか、内容は全然違うよね?

まぁ、他人の感じたものに対してそれを否定するのは間違ったことですが、他の映画とかと比較することってどうなんでしょう・・・。その映画の良い部分をとらえられないのって悲しいことだなと思いました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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  • 勇敢
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