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300 <スリーハンドレッド> (2007)

300

監督
ザック・スナイダー
  • みたいムービー 661
  • みたログ 5,530

3.48 / 評価:2,567件

スケール感がないアメコミ風の映画

  • raz***** さん
  • 2018年8月30日 19時34分
  • 閲覧数 478
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

300人の勇士を描いているのだけれども、
まずもって、この300人のスケール感がないw
せいぜい30人くらい?

だから、ペルシア軍の100万の大軍勢の迫力なんて
映像からは微塵も伝わってこない。



それとスパルタの王が「自由」を標榜するのはちょっと抵抗があった。
映画の冒頭で、スパルタ教育について解説していて、
病弱でひ弱な子は投げ捨てられるとか結構やばいこと言ってるんだよね。
そんなことやってて自由を語るのかよっていうねw

自由ってのはアテナイにはあったけど、
あきらかにスパルタにはないよねwww

ただ、弱き者への冷遇が裏切りを呼び、スパルタ王に敗北をもたらしたわけで、
教訓めいたものはある。

じゃあ、慈悲を尊ぶ心がスパルタ王に宿ったかというと、
そうだとも思えるし、そうじゃないとも思える、玉虫色。
裏切り者に罵声をあびせることもなく、寛大なペルシア王の譲歩にひれ伏す姿は慈悲の心の表れのように見えるし、
逆に、騙し打ちのような奇襲は慈悲への拒絶ともとれる。

もともとは、スパルタの掟を破って300人の兵士を連れて戦いを始めたのに、死ぬときはスパルタの掟に従って最後まで戦おうとする。

なので、スパルタ王は割と矛盾を抱えているんだよね。

残念なのは脚本がその矛盾をうまく使えていないことだ。
うまく使えばカタルシスを作れたはずだ。



ペルシア王は和平を提案していたのになぜ、スパルタ王があんなにも頑なに拒絶したのかについては、和平とは名ばかりで傀儡政権の樹立を目的とした交渉だとスパルタ王が看破したからか?

覇権国家は、中小国に資金提供する代わりに操り人形にして、その地を地政学上の拠点に変える戦略をとることがよくある。映画の中でもペルシア金貨によって仄めかされている。そしてスパルタ王が屈せず最後まで戦い抜いたことで、自分の生まれ育った土地を死守する意識がギリシアにすむ人々の結束を促したのだろう。

全体としては、セリフ回しのカッコよさは秀逸だったし、俳優の筋肉美もよかったし演技に迫力があった。分かりやすく見やすい映像づくりには好感が持てた。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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