あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(4件)
- ミッキー
5.0点
以前、ある人が真の映画ファンなら、「追いつめられて」と聞いたら、ケビン・コスナー主演作じゃなくて本作の「追いつめられて…」が先に出てくるはずだと言ったそうだ。 今作は言うまでもなく、サスペンスとしても、殺人犯と少女のヒューマン・ドラマとしても一級品です。 恋人を我を忘れ殺してしまった青年コーチンスキー。その殺人現場を偶然目撃したうそつき少女ギリー。 二人は、孤独で、どこか社会からはみでてた似たもの同士だった。 二人に友情が芽生えるが、警察の捜査が徐々に二人を追ってくるのだった。 以下ネタばれ 領海を超え、警察から上手く逃げられるはずだったコーチンスキーだったが、ギリーが船から転落。溺れる彼女を救うため、コーチンスキーは領海へと戻り、彼女を救うが、警察に逮捕される。 「遂に捕まえたな」とコーチンスキー そこで、警部が言う一言。 「ああ、殺人犯と勇敢な男を」 泣いちゃいました、素晴らしい映画です。 モノクロ映画嫌いにもぜひ、観てほしい一本です。
- hsq********
3.0点
スカパーで観賞です。 昔の洋画はオードリーぐらいしか見たことがないので ちょっと新鮮なモノクロ洋画。 ざっくり話をまとめてしまえば、「レオン」みたいなお話。 あちらは殺し屋と少女、 こちらは殺人犯と少女という組み合わせですが。 彼女を愛するあまりにはずみで殺してしまった青年と その現場を偶然目撃してしまったうそつき少女が逃避行するというお話です。 殺人シーンは青年の切なく激昂する気持ちの移り変わりと 目撃している少女の目だけの演技がリンクして見ごたえあり。 大仰なまでの効果音も、このシーンを助けてくれています。 また逃避行中、嘘をついてしまった少女。 恋人の言葉に傷つけられて殺人を犯してしまった青年は 言葉の大切さを説いて少女を諭すのですが ここで二人の絆が切れないものになったのかなーと思います。 少女を諭す場面もそうですが、 この作品には珠玉のセリフがいくつかあって、 思わず「しゃれてるな~」とつぶやいてしまいました。 でもね・・・・ 少女の性格がかわいくない! いつでもどこでも嘘をつくので、 嘘をつき続ける背景とかがもっと欲しかったです。 たぶん誰にも気持ちをわかってもらえないとか そんな背景だろうなとは思うんだけど、 手に負えない雰囲気が前面にたっちゃって 少女に同情できなかったのです。 最後の、青年を守るための「白い嘘」はすばらしかったですけどね。 ヘイリー・ミルズの演技力が光る場面です。 ラストは私にはまさかの結末。 サスペンスが人間ドラマで終わるラスト3分間でした。
- bakeneko
5.0点
ネタバレもうすこしだ…
このレビューにはネタバレが含まれています。 - jas********
3.0点
推理サスペンスの要素は薄く、 どちらかといえば人間ドラマですね。 おマセでひねくれ者、 " 嘘つき "少女という設定が この作品のキーポイントになっています。 少女役の子役さんはハマリ役といった感じで 大変良かったんですが、 序盤で彼女の孤独さをもっと表現できていたら、 さらに感情移入できたかと。 終盤からラストにかけてはありがちな、 少々ベタっぽい展開ですが、 さっぱり目に押さえてあって好感が持てました。 ある人物のラストのセリフがよかったです。 万人向けとしてお薦め。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。
受賞歴
ベルリン国際映画祭第9回