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叛逆の用心棒 (1953)

THE STRANGERS WORE A GUN

監督
アンドレ・ド・トス
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2.75 / 評価:4件

「ローレンスの虐殺」を軸に描く異色西部劇

  • hoshi595 さん
  • 2020年6月27日 5時50分
  • 閲覧数 170
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1863年カンザス州の北軍の支持が強かった町ローレンスを南軍のゲリラ部隊が襲撃した事件が「ローレンスの虐殺」である。本作品は、実際にあったその出来事を背景に、汚名を着せられた正義の男が用心棒になって悪に立ち向かう有様が描かれて行く。

主演は、「艦隊を追って」でフレッド・アステアやジンジャー・ロジャースと共演したランドルフ・スコット。相手役は、「暗黒の命令」でジョン・ウェインと共演したクレア・トレヴァー。この「暗黒の命令」こそ「ローレンスの虐殺」を基に制作された映画で、それだけ大きな事件だった事が分かる。

物語は、南軍のゲリラ部隊に所属し、虐殺や強奪などを繰り返していた残党が、今度は駅馬車を襲って金品を奪うなど悪事を続けていたため、正義の男が立ち上がることになる。西部劇では。牛の運搬や馬の調教と運搬などでカウボーイが活躍するが、本作品では郵便や荷物に旅客など当時の運搬手段の要だった駅馬車に焦点が当てられている。

監督は、ホラー映画「肉の蝋人形」で知られるアンドレ・ド・トス。実はこの映画は当時としては目新しい、偏光フィルタの眼鏡をかけて見る3D(立体)カラー映画として制作されている。本作品も同時期の1953年にアメリカ劇場公開されていて、やはり3D(立体)カラー映画なのだが、日本では劇場未公開、DVDは日本で発売されたものの、3D部分は普通に見るとぼやけた画像になっているのは残念である。それでも、その試みは高く評価したい。

共演では、この後「コマンド」で新人女優として注目を浴びることになるジョーン・ウェルドンがヒロイン役を好演。「ギルダ」でリタ・ヘイワースやグレン・フォードと共演したジョージ・マクレディが敵役を務めているほか、端役でリー・マーヴィンやアーネスト・ボーグナインの顔も見られる。

それにしても、西部劇の殺伐とした風景の中だからこそ目立つのかもしれないが、ヒロイン役で登場する当時の女性は品が良く聡明で逞しいと三拍子揃っている。本作品のジョーン・ウエルドンも例外ではなく、当時20歳とは思えないほど落ち着いていて一際光っているのが印象に残った。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 勇敢
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