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オーシャンズ13 (2007)

OCEAN'S THIRTEEN

監督
スティーヴン・ソダーバーグ
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3.41 / 評価:2002件

ジョージ・クルーニー一家の強い絆が見所?

  • hoshi595 さん
  • 2020年6月10日 3時21分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

元をたどれば1960年にフランク・シナトラ主演で製作された「オーシャンと十一人の仲間」をリメイクしたものだが、興行的成功を収めシリーズ化され2001年に「オーシャンズ11」、2005年に「オーシャンズ12」そして2007年に本作が第3作目として最後を飾ることになった。

物語は、裏家業から足を洗っていたリーダーが、仲間の為に一肌脱ぐという展開で、オーシャン一家が集合する事になる。この固い絆と”仲間”という響きの前には理屈は無用で、古い話で恐縮だが日本なら”清水次郎長一家”が思い浮かぶ。また”新選組”も幕末に”誠”を貫いた集団という意味で仲間と言えるかもしれない。

主演のジョージ・クルーニーを始め、中心的出演者は同じである。中ではブラッド・ピットとマット・ディモンの出番が多く、映画を抜きにしても固い絆が感じられる。それは素晴らしいことだし、この三人も好きな俳優には違いないのだが、このシリーズの評価は低くせざるを得ないのが残念である。

オリジナルはコメディタッチのギャング映画で、本シリーズもそれを蹈襲しているのは間違いない。そして不可能な犯罪をいとも簡単に手際よく実行し、スタイリッシュに描こうと努力している点も理解できる。でも、面白く感じないのはなぜか?それは、テンポが一定でないのと、演技に身が入っていないからだ。

先ず、敵役に登場するアル・パチーノは成功者にしては間が抜けているし、コミカルな演技に徹している訳でもなく中途半端さのみが残ってしまう。ドン・チールドやエリオット・グールドなどの名優達も、主役の引き立て役でしかなく、らしさが全く感じられない。

それでは、何が欠けているかと言えば、説明が難しいし長くなるので、アメリカ映画なら「スティング」、ヨーロッパの映画なら「黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦」に見られるセンスとユーモアが感じられないからと言うことにして置きたい。

このシリーズは第3作で終了となったが、それは共演者の一人であるバーニー・マックの早すぎる死が原因らしい。50歳という若さで肺炎の倒れたのは惜しまれるが、シリーズ3作全てを手掛けたスティーブン・ソダーバーグ監督が仲間が欠けては続編は作れないと強い意思を示したからだと伝えられている。

しかし、このシリーズから派生する続編として、2018年に「オーシャンズ8」が製作されている。こちらはサンドラ・ブロック主演で”女性版”オーシャンズ誕生となるらしい。サンドラ・ブロックも好きな俳優なので、大いに期待したい反面、大スターを揃えすぎて失敗しないかと不安もよぎるのだが・・・

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