良い心の旋律。
- amaterasulover︎ さん
- 2009年2月1日 14時46分
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やっぱり、やって楽しいことを職業にするというのは、
辛いことがあっても乗り越えられると思うんです。
乗り越えるというのも、苦しいけれど、楽しいことだし、
焦ることもあるけれど、立ち止まってみたり、ゆっくり歩いてみたり、
そこで出会った人と貴重なつながりもあったりして、、
いろいろな、お金では買えない宝が増えていく。。
たぶんそれが真の豊かな人生なのだろうと思います。
そして、お気レビのあでゅーさんも書いていらしゃったように、、
大人や、その道のプロが、してあげられることは、
楽しさを教えることだと思うんですよ。
「ピアノを弾く楽しさ。」というのは、
本当はいろいろあると思うのですが、
音と遊ぶ楽しさ、感動したり感動させることの楽しさ、
弾けるようになった楽しさ、
そして、、、もう少し成長すると、、
新しい壁にぶち当たれるという楽しさ、
好きなことで苦労できるという楽しさ、
壁を乗り越えたとき、新しい扉が開き、、、
自分も世界も変わるという真の楽しさ、、、。
上達ステージというか、、
本人が置かれている状況に合わせて、、
愛情を持って指導していくといいますか、、、
そうすると、、
1日8時間のピアノの練習も楽しい遊びになっていきます。
その点、この映画の神木先生は、
一の瀬君にとって、とても素晴らしい指導者ですね。
僕も、僕がプロとして住んでいる世界を目指す大学生などに、
定期的に講義したり、講習をしたりしているのですが、
まずは、楽しんでもらうことから始めます。
もともと、目指して来ているわけですから、
楽しいことはなんとなく感じている人達です、、でも、、
ああ、やっぱり楽しいんだ、、と、、
確認させてあげることが必要だと思うんです。
ああ、話が逸れました。
デトロイトメタルシティでは、
「好きなこと」と「才能があること」が
ちょっとズレていて、、、可笑しかったですね。
「好きなこと」と「才能があること」が合致していると、
本当に幸せでしょう。
しかし、一方で、強大な精神力が必要になるでしょう、、、
人には見えない壁が見えて、
その壁をどんどん乗り越えていかねばなりませんから、
そんな時、やはり、、、
志を同じくする友達や師がどこかに必要なのでしょう。
ちょうど、、、イチローが王さん会ってに質問をした時、、
王さんの「自分に満足なんて全然出来なかった。」という
言葉を聞いて、「ほっとした。」と言っていたように。。
かなりハイブローですけれど。。。
ああ、そうそう、、言い忘れました。
指導者が子供にもう一つ言わなければならないこと。。
お互いに友でありライバルと認める人を持ちなさい。と、、
いうことです。とっても大切ですよね。。
今の世の中、思いやりもなくなり、
競争に勝つということは、蹴落とすことだと思っている、
子供や、大人になった
IT系や金融系の経営者にもいますけれど、、
まあ、彼らにとっては金が総てですからね。。
この映画の、一の瀬君や雨宮君のようにお互いを応援して、
ピアノを楽しんで、高いレベルで勝負をする。。。
勝負自体も楽しめる。。。そんな、
良き心を持った人であってほしいと思います。
それには、まず、、
大人自身がもっと良い方向に考えていかねばなりません。
とても、清い映画で、楽しめました。
ありがとう。
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